採用担当が語る“本気の採用基準” ANSWER編 大切なのは「面接でなにを話すか」よりも、「入社後にそれを実現できるか」

 

美容業界で理想のキャリアを築きたい美容学生や転職希望者に向けて、人気サロンの“リアルな採用基準”を紐解く本シリーズ。今回はメンズヘアサロン「ANSWER(アンサー)」にフォーカス。

代表の内田佳佑(うちだけいすけ)さんに、応募者に求める人物像や面接時にチェックしているポイントについて伺いました。渋谷店の始動から1年足らずで原宿に2店舗目をオープンし、勢いに乗るANSWERの採用の裏側に迫ります。

 


 

入りたいサロンが“ANSWERである理由”を知りたい

 

─新卒採用では、どのようなポイントを重視していますか?

 

・メンズサロンではなく、ANSWERに入りたいかどうか

 

今年、初めて新卒採用を行いましたが、かなり早めの4月末で募集を締め切りました。うちはまだ大きなサロンではないですし、採用できる人数も限られています。だからこそ、本当の意味の“第一志望”でANSWERに入りたいと思ってくれている人だけに来て欲しかったんですよね。

面接でも、その点は特に重視しました。例えば、「メンズサロンに入りたい」「パーマが学びたい」というだけなら、ANSWERじゃなくてもいいですよね。うちじゃないとダメだという理由を持っていて、それを言葉にしてしっかり伝えられるかをシビアにチェックしました。

 

・ANSWERというサロンへの理解度

 

先ほどの話にも通じるところがありますが、サロンのことをどこまで知っているかも重要なポイントです。

ANSWERは僕を始めとしてかなり熱量が高いスタッフが集まっているので、この時代では珍しいくらい朝も夜もしっかり練習をするし、休日に撮影をすることもあります。チームの空気は良いですが、ワイワイしているだけではなくやるべきことはちゃんとやる風土。つまり、緩くて楽しい、という環境では決してないんですよね。

そこも理解した上での志望なのか、という点はしっかり見ます。実際にサロンに通ってくれている人はその空気を肌で感じているでしょうし、たとえ家が遠くて頻繁に通うことが難しくても、SNSやさまざまな媒体を通してANSWERのことを知ろうとしてくれていることは伝わります。理解度や知識は想いの強さと比例すると思うので、そこが感じられると、やはり嬉しいですね。

ありがちなのが、僕のことだけを知ってくれているパターン。ありがたいことではあるものの、それは表面的すぎるし、ちょっと情報不足かなと感じます。うちはそれぞれのスタッフに独自の技術や打ち出しがあるので、それもちゃんと知った上で面接に来てほしいですね。

 

─中途採用では、どのようなポイントを重視していますか?

 

・前社への想いや、辞め方

 

退職を考えている以上、前社への何らかの不満や、マイナスな感情を抱えているのはある程度仕方ないと思います。ただ、その不満がただのワガママなのか、もしくは本当にサロン側に改善すべき課題があるのかは、大きな違いですよね。なので、前社をどんな経緯で辞めたのか、そして退職の決断に至った理由は時間をかけて聞くようにしています。

もう一つ、重視しているのが言葉選びです。自分を育ててくれた環境、お世話になったサロンをどんな言葉で語るのかには、その人の人間性が現れると思っています。たとえ退職する理由があったとしても、前社に対しての感謝の気持ちがない人は、うちに入社しても同じことを繰り返してしまう可能性が高い気がしますね。

 

・売上や技術は問わない

 

売上や技術面に関しては、全く気にしていません。実際これまでANSWERに中途入社したスタッフの多くは、売上をほとんど持っていない状態からのスタートでした。それ以上に大切なのは、気持ちの部分です。新卒採用と重複しますが『再スタートをする場所として、なぜANSWERを選んだか』。メンズサロンがかなり増えてきて、選択肢も増えている今だからこそ、『ANSWERで働きたい理由』を聞かせてほしいと思っています。

 

─採用担当として思わず好印象を抱くポイントは?

 

・自分の強みや、見せ方をわかっている人

 

感覚的な話になってしまいますが、面接会場に入ってきた瞬間に「キラキラしてるな」と感じる人はやはり好印象になりますね。それは、単純にビジュアルが優れているという話ではなく、自己理解や自己プロデュースによるものだと思っていて。自分の強みを理解して、それを活かした見せ方・打ち出しで自分を表現できる人には、可能性を感じます。

 

・まっすぐに美容に向き合えるか

 

美容師は技術職です。SNSの時代ですが、技術があってこそお客さまに信用していただけると思っています。だからこそ、特にオーダーが多いスタイルは技術チェックも行いますし、前社でスタイリストとして働いていた人でも、ANSWERのレベルに見合う技術を提供できるよう、レッスンを受けていただく場合もあります。

さらに、何も言わなくても朝練や夜練に積極的に取り組むスタッフが多いです。技術に真摯に向き合うその空気に馴染めて、まっすぐ美容に向き合える熱量を感じられると嬉しいですね。

 

─逆に、マイナスなイメージを抱くポイントはありますか?

 

・準備不足が見えてしまうこと

 

面接という場において、声が小さかったり、こちらの質問に対してしっかり答えられないのは、もったいないなと思います。もちろん、人見知りの人や、喋るのが苦手な人もいるかもしれません。でも、面接という場で使える武器って、言葉と態度と気持ちだけだと思うんですよ。苦手な人こそしっかり喋れるように練習して準備してくるべきだし、当日それが発揮できないのなら、やはり準備不足だなと感じてしまいます。

どんなに強い想いを持ってくれていたとしても、こちらは面接で話してくれたことでしか判断できません。だからこそ、思いを伝えられなければ当然落ちるし、逆に、しっかり気持ちが届けば受かる。そういうシビアな場であることを理解して、準備してきてほしいです。

 

>スタッフの共通点は、美容への熱量とそれを裏付ける行動力

 

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