GOALD 室井聖也が答える! 最高のスタートダッシュを決めるため、学生時代にやっておくべきこと【vol.1】

学生時代の過ごし方に正解はない。けど、挑戦しないのはもったいない!

 

 

Q.就活前にやっておくべきことは?

A.美容師人生を始める1社目はかなり大事! 適当に選ぶのはNG

 

どこで美容師人生を始めるかは、時に自分の運命を左右することもあるくらい大事なこと。いろんな美容室に行って、いろんな人と話して、しっかり選んでもらいたいですね。

見るべきポイントは沢山ありますが、一番大切なのは「なぜそこで働きたいのか」を明確にすることだと思います。ただ「かっこいいから」「可愛いから」ではなく、「かっこいい人がいるそのサロンに入って、自分はどうなりたいのか」まで考えてほしいです。ぜひ、入社後の自分の将来を描ける美容室選びを心がけてください。

 

 

Q.内定後にやっておくべきことは?

A.美容以外で「これだけは負けない」ものを見つけておくこと

 

内定前にも共通することですが、あえて美容以外の部分で武器を見つけておくのは重要。

美容師は、毎日同じ場所で働いて、そこに来てくださるお客さまに向き合い、学びを得ていく仕事です。どれだけお客さまとコミュニケーションが取れるか、共感できるか、会話を広げられるかは、将来の売上だけでなく、自分の成長にも関わってくるんですよね。

そう考えると、お客さまに趣味を聞かれた時に答えられた方が絶対にいいし、そこで自分の好きなことを熱く語れるアシスタントは面白くて印象にも残るはず。学生のうちに、自分の好きなことや趣味を見つけられていたら、良いスタートが切れるんじゃないかなと思います。

 

 

美容以外の武器を持つもう一つのメリットは、心の支えになることです。やっぱり、学生のうちにどれだけ美容にのめり込んでいても、働き始めたら一度ポキッと鼻を折られる瞬間があるんですよ。

そんなとき、全てを美容に注ぎ込んできた子ほど「今まで自分がやってきたことってなんだったんだろう」と気持ちが落ちてしまうと思うんですよね。だから、美容でつまずいてしまったときに「でも、自分にはこれがある」と思えるものを見つけておくのは大切だと思います。

 

─学生のうちから技術を磨いておくことは重要ですか?

 

正直、全く求めていないです。もちろん、どうしてもヘアセットが好きで、楽しくて仕方ないからやる!と言うなら全然OK。ただ、練習しておかなきゃ、という気持ちでやるくらいなら、無理する必要はないと思います。

 

 

正直、入社してから先輩たちに教わった方が絶対に上達は早いし、貴重な学生時代を練習に費やしたのに、入社後に「それじゃお客さまには入れられないよ」って言われたら、嫌になっちゃうじゃないですか。義務感で練習するくらいなら、そのときに自分がやりたいと思うことを存分にやった方がいいと思います。

ちなみに僕は服が好きだったので、休日は下北沢の全ての古着屋さんに行ってみたりしていました(笑)。その結果、それぞれの服屋さんの傾向が把握できて、入社後に衣装係を任せてもらったときに知識が活かせたんです。無駄な経験は何もないと思いますよ。

 

 

Q.技術以外で身につけておくべきスキルは?

A.誰とでも話せるように、コミュニケーションスキルを磨くこと。

 

美容師はお客さまを選べない仕事です。しかも、アシスタントのうちは特にそう。例えば、先輩のお客さまに対して「あの人ちょっと苦手だから喋れない」「年が離れてるから何を話したらいいか分からない」なんて言えないですよね。アシスタントは、スタイリストとお客さまの両者の間に立って働く期間なので、誰に対しても求められたものを提供できる対応力を磨いておくことは、すごく有用だと思います。

オススメは、美容学生のうちにクラスの全員と関わりを持つこと。自分の好きな人とだけ話すのではなく、クラス全員、できれば学校中の人と話せるようになっておけば、働き始めてからその経験が活きると思います。

もちろんそのスキルは、スタイリストになってからも重要。どんなお客さまに対しても100%のクオリティを提供することがリピートにつながる仕事なので、人の好き嫌いをどんどん無くしていきましょう。

 

 

Q.今の美容学生に期待することや、アドバイスはありますか?

A.美容学生という枠を超えて、面白いことに挑戦してほしい

 

大前提として、学生時代の過ごし方に正解はありません。どう過ごしてもいいし、何をするかも自分次第。その上で僕が今の美容学生を見て感じるのは、僕が学生だった頃と比べて、大人っぽい子が多いなということですね。

SNSから情報を得やすくなっているし、何かやりたいことがあっても、一旦調べて失敗しないように準備できる。それは今の時代の大きなメリットだけど、その反面、慎重になりすぎている学生が増えているような気もします。

僕は学生の頃、他校の生徒と勝手に繋がりを持って、勝手にメンズのヘアコンテストやイベントを開いたりしてたんですよね。もちろん失敗もあったけど、それ以上に素晴らしい経験が沢山できました。

 

 

ただし、これは好き勝手にやっていいということではありません。先生の言うことは絶対に聞いた方がいい(笑)。

でも、先生が想像もしていなかったようなことを提案してやってみるのは悪いことじゃないし、きっと面白い経験ができるはずです。しかも学生のうちなら、一人では実現できないようなアイデアでも、先生たちや周りの大人が協力してくれて、形にするためのサポートをしてくれる。そんな環境にいられるのに挑戦しないなんてもったいないし、ぜひ、自由にやってみて欲しいなと思います。

挑戦が増えると、失敗することもあるかもしれないけど、学生時代の失敗なんて失敗のうちにカウントされません。間違えたら謝ればいいし、上手くできなかったらやり直せばいい。今の美容学生のみんなにも、学生という枠にとらわれずに、自分が「面白そう」と思ったことに果敢にチャレンジして欲しいですね。

 

プロフィール
GOALD渋谷神南店 プロデューサー
室井 聖也

2001年、栃木県生まれ。小学生の頃からセルフカットを始め、高校時代には同級生約200人のヘアカットを経験。原宿ベルエポック美容専門学校1年次に、STYLE LAB主催「全国美容専門学生ヘアメイク総選挙 令和男子ヘア」で優勝。卒業後は多くの有名サロンからオファーを受けたものの、GOALDへの入社を決意。1年目からスタイリングを担当し、丸2年でスタイリストデビュー。社内歴代最速となるデビュー後1年半でプロデューサーへ昇格。さらに指名売上ナンバーワンを更新し続けている。「カミカリスマ」メンズ最年少受賞。

Instagram:@seiya.661_116z

 

(文/岩木日向子 撮影/菊池麻美)

 

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