23歳で新規出店を任された美容師の、マイポジションのつくり方—ALIVE 白土諒さんの働く理由

売上は右肩上がり。働く土地が変わったデメリットはなかった

 

 

オープンしてもうすぐ4ヵ月目に入ります。オープンしたときはやっぱりドキドキしましたし、オープン直後は予約が埋まらない日も多かったです。でも最近は席が足りない日も増えてきていて、この3ヵ月は、毎月売上を伸ばせています。

 

僕個人でいうと表参道店で上げていた売上はすぐに取り返せましたし、8月はこれまでで最高の売上を上げられそうです。自分でも驚いたのですが、お客さまの年齢層は以前よりも若くなりました。

 

実は今、月間客数の7割は新規のお客さまなんです。吉祥寺は地元の人や中央線沿線の人がいらっしゃるというイメージがありましたが、いろんな地域から新規の方がきてくださっていて、新規のお客さまが売上の中心になっています。それもこれもやっぱりSNSの発信による部分が大きいです。

 

発信力があれば、働く土地や価格は関係ない。

 

それを今まさに身をもって実感していますし、実証できるところまで自分もサロンも引き上げていけたらと思っています。

 

同世代が多いサロンだけれど、一線は引く。店長になって意識して目線を変えた

 

 

今のスタッフは僕も含めて20歳から24歳の5人。年齢が近いぶん、話しやすいし、言いたいことを言い合えるのはよい点です。でも店長になったことでこれまで一緒に働いていたスタッフとの関係性は、少し変わりました。薄くはあるけれど確かに壁が生まれたし、自分でも意識して一線を引くようになりました。

 

やっぱり目線がスタッフと完全に一緒の状態では、店を率いる仕事は果たせないと思うんです。ときには言いづらいことを伝えないといけないし、厳しくならないといけないときもあります。店長は第三者的な視点を持って、伝えるべきことを伝えていくべき。スタッフと接するときには、それを意識してコミュニケーションを取っています。

 

これからは技術レッスンも僕が見ていきます。来春はこの店舗にも新入社員が入るはず。

 

僕が若いからスタッフが不安になることもあるかもしれません。でもそこは僕自身の努力で補えるはず、というか、補うと決めました。今は自分自身の技術も見直している最中です。

 

>23歳で店長抜擢の背景。そこにあったのは好ライバルの存在

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング