スターはいらない! 新人含め全員が数字にコミットするサロンをつくる −ALIVE−

2018.05.17

 

若手ヘアサロン経営者のなかでも、今最も注目されている一人ALIVEの西川礼一さん。美容師歴2年目から月200万円を売り上げるカラーリストを誕生させた「スピード教育」や、経営のコンサルティングをおこなうオンラインサロン「NO LIMIT」など、革新的な取り組みを次々と展開する、美容業界の改革者です。今回はそんな西川さんがプレイヤーからオーナーへと進化する過程で、どんなことを考え、実行してきたのか聞かせてもらいました。

 


 

 

「想いをカタチに」 WHY?からはじまった独立

 

高校生のころ、カリスマ美容師の存在に憧れて、自分もカリスマになろうと決心しました。その想いを果たすために、美容専門学校卒業後にカリスマ美容師ブームの火付け役のサロンに入社。憧れの先輩美容師たちが間近に見える環境で、アシスタントからスタイリストへとステップアップしていきました。

 

サロンを辞めずにそのまま勤めていても、それなりの立場になれたかもしれません。ですが僕は、子どもが成長して独立していくのと同じくらい、美容師が独立することを当たり前に捉えていたし、もっと速く、もっと前へ進むためには、独立するしかないと思ったんです。ただし、そのころはまだ独立後の具体的なイメージが固まっていませんでした。

 

前のサロンの先輩であり、表参道の人気店NORAのオーナーをつとめる広江さんに相談すると、「お前、なんで独立するの?」と質問攻撃を食らいました。あまり深く考えず「お金のためでしょ?」などと僕が答えると、「お前はほんとにわかってねえな…」と。広江さんは、社会に必要とされる会社でないと永続できないから、自分たちがどんな価値を残すのかを、理念として掲げることが大事なのだと、気づかせようとしてくれていたんです。

 

そして、僕は「想いをカタチに」を理念としました。何ごとも頭の中で考えているだけではなく、どんどん目に見えるカタチにするために行動し続けたい…そんな想いが込められています。その後、広江さんが紹介してくれた面貸しサロンで半年ほど働き、開業資金を貯めて、ALIVEを立ち上げました。

 

日本の美容師はアシスタント期間が長すぎる

 

 

美容師になってから、ずっと頭の中に、美容業界の教育に対する疑問がありました。美容専門学校で専門的な知識や技術を学んだにも関わらず、アシスタントとして過ごす時間が長すぎて、スタイリストになる前に美容業界を離れていく人があまりにも多い。サロンワークに直結していない美容専門学校の学びに問題があると考えていて、美容業界を改革するために、美容専門学校をつくりたいくらいの気持ちをもっていた時期もありました。

 

昔は、トレンドはオートクチュールから下へ下へと流れていっていましたけれど、今はストリートからインスパイアされたものが上へ上へと流れていくことも多いですよね。それと同じで、美容師の技術も、トレンドにあったものに変わっていくべきだと思います。でも、美容の世界はサロンワークであまり使わない技術に時間をかけるし、それができないと先には進めないですよね。技術を教える順番に関しても疑問があって、たとえば、カラーを早めに習得すればカラーリストとして入客できるのに、なぜかスタイリストが自分でやることが多いパーマが先だったり…。

 

もっとリアルなサロンワークで使える技術を重点的に教えて、早い段階で入客し、経験を積ませたほうが、本人のためにも、サロンのためにもなるだろうと思っていました。だから、スタッフが危ないときに、すぐ僕がブレーキを踏める目が届く範囲で、どんどん挑戦させることにしたんです。

 

>若手がチャレンジできるサロンを作る

 

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