工程を究極にシンプル化。誰もが切れるショートのレシピを構築！

2016年6月に銀座に『BUMP』がオープンしました、“ショート”は最初からキーワードに入れていました。その当時、ショートに特化して打ち出していたサロンは、おそらくうちだけだったと思います。大人カッコいいショートを売りにする時点で、ターゲットは30代オーバーで、40〜50代がメインになると予想していました。僕は銀座でずっとミセスのショートを切ってきたので、銀座の大人女性が好む味つけが肌感覚で分かるんです。綺麗めで女性らしくて、品もあって色気もあるスタイル。バリエーションは4つくらいあるんですけど、その型を覚えれば、誰でも美味しくなるレシピに仕上げています。

うちのカリキュラムは工程を究極にシンプル化させているので、どんなにショートが苦手な人でも切れるようになります。だから最初は苦手意識があっても、みんなショートが好きになっていくんですよ。こんなに簡単だったんだ？という感覚になるみたいです。ショートは奥が深いので、ハマるとずっと追求したくなる面白さもあります。だから飽きない。僕もいまだに「もっといい味つけに」とか「もっと簡単なレシピに」と思いながら研究を続けているんですけど、そうすることでさらに伝えやすくなるし、広めやすくなり、それが人材の増やしやすさにも繋がるんですよね。

女性のライフステージの中で妊娠、出産、加齢による髪悩みの増加などが引き金となり、ショートは”いつかする”可能性が高いスタイルです。トレンドに流されないスタイルですし、ずっと伝えられる技術なんですね。ショートに特化するまでは、僕もいろいろなデザインを切っていました。でも、ショートほどお客さまに喜んでもらえたスタイルがないんですよ。だから、それ以上のものはないだろうなと思っています。また、お店で同じ技術を全員がもつことで共通点ができるので、それがコミュニケーションツールになるんですね。個性が強いスタッフが、それによってまとまるというか。特化型にすると、そんな効果もあるんですよ。

＞ホワイトな労働環境で「生涯雇用」を掲げ、キャリアアップを支援