【COA三瓶大志】郊外の小さな理美容室から銀座一等地のテクニカルディレクター就任。カットへの飽くなき追求で圧倒的技術力を習得、教育で地域格差ゼロを目指す

 

さらに上の技術を目指して、枝村仁さんの門を叩いた

 

21歳のときに国内で開かれたカットコンテストで優勝して、渡米する機会もありました。その歴代優勝メンバーとして出会ったのが枝村仁(@jin_bob_cut)さんです。今ではカット講師として有名ですが、当時の仁さんはユニセックスサロンに勤めながら数々のカットコンテストを総なめにしていました。

 

 

それから4年後、技術をもっと磨きたいと思ったとき、真っ先に「仁さんに習いたい」と思ったんですね。それで仁さんがいる埼玉県越谷市のお店まで行って、無理やり教えてもらっていました。僕は納得できるまで技術を落とし込めなければ満足できないタイプなんです。一度習ったことを何度も何度も、数えきれないほど繰り返し練習しましたね。

 

集客については、お店は集客サイトもSNSも一切やっていなかったので、お客さまからの紹介しかありませんでした。だからお客さまに誠心誠意で接客しましたし、「お客さまの大切な方をぜひ担当させてほしいです」と言って、紹介していただけるようにお願いしていました。次にお客さまが来店されたときの自分はもっとレベルアップしていること、必ず綺麗にさせていただくこと、綺麗な女性を増やしていきたいという思いを伝えていたと思います。本当に地道な集客法でしたね。そして、売上は上がっていきました。

 

 

社長からは、「売上はいつか落ちるから気をつけろよ」とよく言われていました。入社5年目に僕より6歳上の先輩がお店を辞めたんですが、6年の差は結構大きいので、技術力にも差があるとお客さまは思うじゃないですか。お客さまの引き継ぎを想定して、1年前くらいからお客さまに合わせたカット技術をシミュレーションしていたんです(笑)。その結果、9割はお客さまが残ってくださって、店の売上は下がらなかったんです。それを機に、社長とミーティングできるようになりました。自分に自信がついたのも、その頃ですね。

 

 

教えた技術がどこかの誰かを笑顔にしているのが理想

 

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