お客さまやスタッフに飽きられないサロンの作り方 -N+1(エヌプラスワン)-

2017.07.13

 

湘南エリアでマンツーマンスタイルのサロンや、コーヒースタンドを備えた複合型店舗など、個性的なヘアサロンを合計4店舗展開しているN+1株式会社。美容にとどまらず、飲食や内装業も手掛けています。今回はそんなN+1株式会社の代表を務める木村武司(きむらたけし)さんに、独立に至るまでの経緯や、どのように事業を発展させてきたのかを伺いました。独立を考えているすべての美容師さん必見です。

 


 

Jリーガーの夢破れ、美容の道へ

 

子どものころはサッカー一筋で、湘南ベルマーレのユースチームに所属していました。プロを目指していたのですが、契約には至らず…仕方なくぶらぶらしていたら、母親から「美容室でバイトでもすれば?」と勧められまして。見習いとして働きはじめると、やればやっただけ成長できるという、美容の仕事のやりがいを感じました。それが美容師になったきっかけです。

 

 

働きながら美容専門学校の夜間に通い、国家資格を取得。鎌倉にある月給23万円、月の休みも8日以上あるサロンに転職しました。恵まれた環境だったのですが、そこで6年ほど働いて退職し、1年間限定で世界旅行へ。

 

美容室でずっと同じメンバーと過ごしていると、考え方や笑いのツボなんかも似てきてしまうんです。僕はそれがすごく嫌だった。サロンを飛び出して広い世界を見るために、海を渡ることにしたんです。旅行中に印象的だったのは、ヨーロッパで見たヘアサロン。すごく小規模なんだけど、美容師もお客さんも楽しそうにしていて、「こんなやり方もありだな」って思ったんですよね。

 

旅を終えた後、一度、美容室に就職したんですが、そのころから独立を考えていました。しかも、やるなら一人でやろうって考えていたんですよ。そんなときちょうど、知り合いが「サーフショップを移転するから、そこでやったら」と言ってくれたんです。最寄りは鎌倉七里ヶ浜駅ですが坂道を登って徒歩20分くらいの住宅街。人通りもないし無理だと思って断っていたんですが、ある人に「独立なんて誰にもくる話じゃないのよ!立地なんて言い訳にせず、しっかり考えた方がいいよ」とアドバイスされてチャレンジすることに。独身だったし、自分一人生きていくだけなら何とかなると思ったんですよね。

 

ヘアサロンの鮮度を落とさないための工夫

 

 

サロンをオープンしたばかりのころは本当に誰もきませんでした(笑)。ずっと椅子に座って、お客さんがくるのをひたすら待っていたんですよ。しばらくして、「何しているんですか?」と興味を持ってくださる人も出てきて、少しずつ、少しずつお客さんが増えていきました。

 

マンツーマンサロンはすごく儲かるわけではないけれど、固定費が低く、利益率が高いビジネスです。お客さんからの評判も上々だったので、少しずつ事業資金を貯めることができました。そして独立3年目に、「僕と同じようにマンツーマンサロンをやりたいという美容師さんがいるのでは?」と考えて、マンツーマンスタイルのサロンを新しく出しました。場所は藤沢。駅からは近いけれど、ちょっと奥まったところにある古民家をリノベーションして作りました。

 

 

僕は基本的に七里ヶ浜のサロンで働いているので、2店舗目はそこで働くスタッフに任せています。人を採用するときも僕は最終で顔合わせをする程度。なぜなら、一緒に働くのは現場のメンバーだからです。本当に現場に頼りきりなのですが、経営は順調で3店舗目、4店舗目とサロンを増やすことができました。秘訣は「現場にいるスタッフを信じて任せること」だと思います。スタッフを疑い出したらキリがないし、疑われるのも、疑うのも辛いこと。とにかく信じることが大切じゃないですかね。

 

>美容師の仕事以外にも「働きがい」をつくる

 

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