美容界のスターたちが見ている「景色」は独立しなければ見られない ‐ONYX/KOUSEIさん‐

大嵐の中からの船出を、楽しんでやろうと思った

 

 

KOUSEI:店舗がオープンしたのは5月8日。緊急事態宣言が延長され、自粛ムード真っ只中でしたが、家賃も払っているわけですし、営業しないわけにはいきません。少人数で、予約を制限しながらスタートしました。

 

TOMOYA:果たしてこの時期、お客さまがきてくれるだろうかという怖さもありました。やる気と不安がぶつかり合うような状態でしたね。

 

 

KOUSEI不安がある反面、「今より大変なことは早々起こらないだろう」という感じで、この状況を楽しむ自分もいました。ありがたいことに、お客さまはみんな「いつから予約取れるんですか?」と積極的だったので、結果として5月から黒字でスタートすることができたんですよ。

 

TOMOYA:オープンして1カ月ほど過ぎました。再びKOUSEIと一緒に働いて思うのは、彼にはみんなを引っ張るカリスマ性があるということ。僕は若手のサポートには自信があります。二人の強みを掛け合わせて、スター性のある美容師を生み出せるような環境をつくりたいですね。

 

 

 

KOUSEI:おかげさまで今は忙しい毎日が続いています。独立して間もない僕が、独立について語ることはできないけれど、強く思うのは「自分の考え方次第でモノゴトは変えられる」ということです。

 

 

新型コロナウィルスの影響はありますが、それを理由にして逃げないでほしいと思います。

ヘアサロンは営業することが許されているわけですから、諦めなければチャンスはあります。正直、独立は大変ですが、独立しないと見えない世界があると思うんですよ。

 

僕もまだ憧れの人たちが見ている景色を見ることができていません。絶対に成功して、その景色を眺めてみたい。そして、いつの日か「ONYXのようなサロンをつくりたい」と言われるような存在になりたいです。

 

 

 

プロフィール
ONYX代表 KOUSEI

1991年生まれ。香川県出身。関西美容専門学校卒業後、大阪府内のヘアカラーに特化したサロンに4年間勤務。2015年、東京・渋谷「SHACHU」に入社。渋谷本店の店長を務める。2020年5月、表参道に「ONYX」をオープン。ハイトーンカラーやハイライトを用いたヘアカラーデザインなど、透明感と立体感のあるヘアカラーデザインを得意とする。

 

 

プロフィール
ONYX代表 TOMOYA

1992年生まれ。大阪府出身。関西美容専門学校卒業後、大阪府内のサロンに3年間勤務。上京し、有名店でキャリアを積み、育成担当や店長などの要職を経験。フリーランスに転身し、独立の準備を始めたタイミングでKOUSEI氏と再会し、意気投合。共同代表としてONYXを立ち上げる。プレイヤーとしてはネイビーなどのダークトーンでモード寄りのデザインを得意とする。

 

 

(文/外山 武史 撮影/菊池麻美)

 

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