独立前のイメージの強さが、サロンの完成度を左右する UNDER THE SUN/中川 優也さん

 

三軒茶屋の世田谷通り沿いにある「UNDER THE SUN」の中をのぞくと、そこにはセンスのいい古着や雑貨がずらっと並んでいます。ヘアサロンスペースはその奥にあるので、一見するとヘアサロンのようには見えません。オーナーの中川優也(なかがわゆうや)さんは、惜しまれつつ閉店したWAVY’Sの人気スタイリストの一人。今回の独立theoryでは、中川さんの独立の経緯と、サロンづくりの考えたかたをうかがいました。

 


 

つくりたいサロンのイメージを、ノートにひたすら書き溜めた

 

 

独立を意識しはじめたのは1年半くらい前のこと。もともと自分のサロンをつくりたいという気持ちはあったし、前職のサロンがいずれ解散するかもしれないという予感もあったので、次の展開を考えていたんですよ。

 

頭の中でぼんやり考えているだけだと、独立が具体的に進んでいかないと思ったし、アレコレと考えるのが楽しかったので、自分のつくりたいサロンのイメージをノートに書き溜めていきました。そこには、物件の場所や広さ、内装のイメージや何を置くか、メニューはどうするのかなど、かなり細かなところまで書いてあります。

 

独立するにあたり、本当に経営を成り立たせることができるのか、売上数字のシミュレーションも念入りにしました。もともとサロンを出すなら三軒茶屋に出したいと思っていたので、三軒茶屋駅の乗降客数や、人口の伸びなどのデータも集めましたね。もしも、自分のお客さまが3分の1になったとしたらどうかなど、最悪の場合のシミュレーションなどもノートに書いてあります。

 

 

どうして三軒茶屋がいいのかというと、僕が山形から東京に来て、一番長く住んでいる住み慣れた街だから。それに僕は一人ひとりのお客さまと、30代、40代になっても密なつながりを持っていたいので、渋谷や原宿もいいですが、先を見据えるともう少し落ち着いた大人も通いやすい場所がいいかも、と考えていたんですよ。

 

>古着や雑貨も買えるヘアサロン誕生

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