才能?努力?早期デビュースタイリストはここが違う!

  ZACC 櫻井さんの場合

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<とにかく必死だったアシスタント時代

 

-サロン代表のアシスタント経験がきっかけに

 

入社したての頃から代表の高橋と一緒に仕事をする機会が多く、1年目の後半から専属アシスタントとして働いていたんです。代表に育ててもらったという経験はもちろんなのですが、代表のアシスタントということで急いでスキルアップをしないといけないので毎日必死でしたね。

 

代表は20年間新規のお客さまを取ってないので、長い間来店されているお客さまだけなんです。そうなると私が新人ということはすぐにバレてしまうんですよ。お客さまや代表に迷惑がかからないよう、とても練習しました。

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-専属としての仕事と自分の練習

 

とにかく、アシスタント時代は毎日一生懸命でしたね(笑)。営業前・営業後とモデルさんを使ったカット練習をしなくてはならなかったのですが、代表の撮影に同行することが多かったので自分の練習時間を確保するのには苦労しました。

 

ただ、そのときはがむしゃらだったので、休みの日になにもしない自分にすごく違和感をおぼえて、結局会社に来ては練習していました。自分の練習と、専属としての仕事をいかに両立させていくか。今思い返してみると大変なことばかりでしたが、自分が楽しいと思っていたから両立できたんだと思います。

 

<アシスタント時代の経験が活かされる日々>

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-周囲とのコミュニケーションが鍵

 

やっぱりお客さまとの会話は重要だと思います。相手が何を考えて、どんな思いでサロンに来店しているのか、しっかり理解をして差し上げると、次に来店されたときの接し方も変わっていくと思うんです。サロンワークでも同じことが言えて、いかに先輩や同期など周りの人にフォローしてもらえるかどうか。一匹オオカミみたいに1人で仕事をするのではなく、時には甘えることも大事だと思いました。

 

-改めて気付いたお客さまへの感謝

 

アシスタント時代、お客さまに対して「ちゃんとやらなきゃ」という気持ちは常にあったのですが、カラーモデルなど練習の際に払ってもらう費用は材料費だけだということもあって、お金の重みはあまり感じていませんでした。もちろん、自分の中では分かっていたつもりだったんですけど、スタイリストデビューをした後に、「こんなにも違うんだ」ってあまりの違いに驚きました。

 

それをきっかけに、お客さまが来店してくれるありがたみや接し方について考え方が180度ガラッと変わりましたね。早くデビューをすることで、その大切さが他の人たちよりも早く理解できたと思います。リターンで来店されるときや、別のスタイリストのお客さまをカットさせていただくときなどは特に、「アシスタント時代はなんも考えてなかったんだな」と感じますね。わざわざお金を払って来て下さるお客さまへの感謝はこれからも忘れずにいたいですね。

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-早期スタイリストデビューを目指す人へメッセージ

 

「明るく、誠実に、素直に、謙虚に」ですかね。謙虚さは特に大事だと思います。いかに、アシスタントのときに入らせてもらうお客さまを“自分のお客さま”として接するかどうかだと思います。シミュレーションという考えではお客さまに失礼ではありますが、“アシスタント”というポジションを上手く活かしながら、コミュニケーションをしていくとよいと思います。

 

 

今回、早期スタイリストデビューを果たしたお二人に話しを伺いましたが、もちろん店舗によってはスタイリストになるまで最低5年以上というカリキュラムが存在しているところもあると思います。ただ、同期の誰よりも早くスタイリストデビューをするという目標を掲げるだけで、マインドが行動面に現れて成長への近道になるのではないでしょうか。

 

スタイリストデビューを目指しているアシスタントの方は、一度自分の目標とはなんなのか、省みてはいかがでしょうか。

プロフィール
ZACC vie
スタイリスト/櫻井 小百合(さくらい さゆり)

1992年生まれ。スタイリストデビューのサロン平均は4〜5年のところ、入社して2年1ヶ月でスタイリストデビューを果たす。お客さまの気持ちに寄り添った接客に定評があり、ZACCオリジナルのプレミアムトリートメントなどのヘアケアを得意とする。

(文:長橋 諒)

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