世界的なクライアントを抱え、一流メディアに名前を刻むヘアメイク Teiji Utsumiがロンドン・東京で仕掛ける「Haco+」とは?

スタッフのやる気が後押しとなり東京出店を決意

 

 

−Hacoはどんなサロンなのでしょうか。

 

ロンドンのHacoでは、美容師の半分が、ヘアメイクの仕事を掛け持ちしています。僕は両立の難しさを、身をもって経験してきたので、スタッフに撮影が入ったときは、そちらに行けるようにサポートしています。お客さまからしても、自分の担当美容師がヘアメイクとしてメディアに出ることは誇らしいことなんですよ。イギリス人は、日本人よりも美容師にリスペクトがあるからなおさらです。

 

アート感と居心地の良さが共存するロンドンのHaco

 

日本でサロンを立ち上げたきっかけは、飲みの場での会話でした。副店長のビザが切れて帰国しなくてはいけないということで、飲みながら話していたんですよね。彼は、日本に帰るけれど、ロンドンが好きなので、行ったり来たりする暮らしがしたいと言ったんです。僕も酔っていたのもあるんですけれど、「いいね!それやろう!俺が東京にも店を出すから」と言っちゃたんですよ。そうしたら、別れたあとに副店長から長文の熱いメール届いて、そこには「東京でも頑張ります!」とあった。「これはヤバい。店を出すしかない」と思ったんですよね。

 

僕は基本的に怠け者なので、自分の尻に火をつける意味で、Instagramにも東京にサロンを出しますと書きました。自分で自分の退路を断って、すぐに物件探しをスタート。最初は15坪の居抜き物件から始めるつもりでした。ところが、また酔っぱらったときに、「もっと大きくやろう。俺が人を連れてくる」と言っちゃったんですね。何のあてもないのに。それで、南青山で30坪以上の物件を借りました。

 

 

人は決まっていなかったので、僕がInstagramを見ていいなと思った人にDMを送ってオファーもしましたし、僕やHacoのことを知っている美容師から東京のHaco+で働きたいと連絡をもらうこともありました。東京とロンドンを行き来するサロンで、ヘアメイクもできるということが広まってくるとやりたいと言う人が増えて、なんとかオープンすることができました。

 

>みんながやりたいことに挑戦できる箱をつくりたい

 

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