目指せ全国制覇! 47都道府県に神出するスーパースタイリスト水間龍が全国出張美容師に。ユニークな働き方にも注目!

 

「龍」と書いて「りょう」と読むのは、坂本龍馬に由来しているそう。今年3月から別名 “全国出張美容師”としての活動を始めた水間龍(みずまりょう)さん。昨年2月、新宿に自身のサロンをオープンし、「ベルーナ バイ アンダーバーホワイト」代表に就任。コロナ禍にもかかわらず順調に売上を伸ばし、ここ1年かけてスタッフも育ってきたということで、新たなライフワークをスタートさせました。ここでは“全国出張美容師”というユニークな働き方を実践する水間さんの本音に迫ります。

 


 

業界で誰もやっていない“面白いこと”をしたかった

 

 

独立する以前まで勤務していたのは、全国的な知名度を誇るサロンでした。国内外からもお客さまが来ていたので、わざわざ銀座まで僕のカットを求めて来られることに対して、すごくありがたいなと思っていました。そもそも地方在住の方が東京の美容室に来るのって、すごく大変なことじゃないですか。美容代の上に交通費と宿泊費がかかるわけですから。

 

「どんな所から来られているのかな」という好奇心から、顧客リストからお客さまの都道府県を調べたことがあったんですよ。すると北海道から沖縄まで、なんと47都道府県すべて網羅していたんです。お客さまに来ていただくばかりだったので、いつか僕が全国をまわってもいいかもしれない。案外需要はあるんじゃないかなと思っていました。

 

“全国出張美容師”というキーワードを掲げたのは、業界でそれをやっている人がいなかったので、話題作りになればいいかなと思って始めたんです。「面白いことをやりたい」という気持ちもベースにありました。

 

 

実際に現地でサロンワークをやるにあたっては、面貸しサロンを借りるという方法もありますけど、そういうシステムの利用よりも、人と人の繋がりを大切にしたいという思いがあって。美容師の仕事が縁で知り合ったサロンオーナーや美容師が全国でお店を持っていたりするので、そのツテでセット面を借りることにしました。訪れた先で友人に会えるのは僕も嬉しいですし、コロナ禍でお客さまが減っているサロンも多いので、少しでも売上を立てて還元できたら、お互いにいいのではないかなと思いました。

 

 

その一方で、僕が新宿にオープンしたサロンは、個々のスタッフが大躍進していました。1年前の入社当時は、顧客をあまり持っていなかったスタッフたちも、積極的にフリーのお客さまを担当したり、インスタで発信したりしてメキメキと指名につなげていました。日に日に成長し、頼りになるスタッフを見るにつけ、これなら完全にお店を任せられると判断し、今年3月から主要都市で“全国出張美容師”をスタートさせました。

 

現地に行くのは、3日間ほど。約1カ月前に僕のインスタのストーリーで予約の募集をかけて、DMでのやり取りでスケジューリングしていく感じです。アシスタントを連れていかないので完全にマンツーマン。1日4〜5人しか施術できないため、予約はあっという間に埋まります。とくに、大阪・名古屋は一瞬です。

 

 

>“マンツーマン”で付加価値をつけて東京と同料金で施術

 

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