【#話さない美容師nao】高校生でインフルエンサー、その後は美容師に。SNSスキルを活かして運用代行や動画編集も!令和のフリーランス美容師の働き方

人気店に”注目の新人”として入社するも…

 

――新卒で入社したサロン選びの基準は?

 

サロン選びは、すごく悩みました。私はSNSという強みはありましたが、新しい切り口での発信も開拓していきたいなと思うところがあって。そこで志望サロンとして、SNSの強みを活かしつつ、セルフブランディングのスキルを伸ばせる環境を探していました。最終的に私が入社したのは、半年間のアカデミー制度のあるサロンで、入客経験も積めるという教育システムがあって。本当に多くのことを学べて、入社できて良かったなと思っています。ですが、1年ほど経って体調が悪くなってしまって。今も原因がはっきりしていないんですけど、人と話すと動悸がしてしまうんです。先輩からは「無理に話さなくてもいいよ」と言われていたんですけど、話さないと店販も売ることができないんですよね。毎日毎晩、指導してくれる先輩に貢献できない自分が許せなくて、悔しくて…。それで、泣く泣く1年3ヵ月で退社しました。






――それは苦しい選択でしたね。そこからフリーランスに転身されたと。

 

はい。フリーランス向けのサロンでは、使いたいときだけ店舗を利用できる「スポットプラン」があると聞いて、それなら私にもできるなと思って。メニューは、カット&カラー、ヘアセットのみです。最初の頃は予約がそこまで入らなかったので、何か他にできる仕事はないかな…と思って、キャバクラのヘアセットのバイトも時々していました。話さなくていいので、気が楽でしたね。あとは、浅草の着物レンタル屋さんから、インスタの投稿代行も依頼されました。その着物レンタル屋さんは、私の専門学校時代のバイト先だったんですけど、業務内容も熟知している分、感覚的に戦略が立てやすかったです。高校時代からの経験を活かして、企画、撮影、コピー立案、編集までを一人でやりました。

 

その経験から今は企業のインスタ運用の仕事も引き受けています。某ヘアセットサロンから請け負ったSNS運用代行では、3000人だったフォロワーを1年で25000人まで増やしました。他にも美容学校生のときのつながりで、美容学校生向けにヘアセットとSNSのセミナーをしたりもしています。







――フリーになって、仕事の幅がかなり広がったんですね。

 

スポットプランというシステムのおかげで、自分らしい働き方ができてるなと思います。本当はもっといろいろやりたいので、本調子に戻ったら頑張りたいですね。最近、原宿から店舗移動して新宿になったんですが、今は自宅から歩いて出勤できるんですよ。いい仕事環境を作れているなと思っています。







>体調不良を機に、#話さない美容師へ


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