“ボーダーの人”作戦で、絶賛キャラづくり中! —FLOWERS 柳 絵美子さんの「このサロンで働く理由」

誰を目指すのでもなく、自分だけのポジションを

 


提案するヘアスタイルに関してはちょっとずつ、自分の色が見えてきたような気がします。好きなスタイルをつくったときに、先輩たちから「柳っぽいね」と言われて、だんだん見えてきたかな、と。でも先輩たち曰く、「まだ出し切れていない」みたいで…(笑)。もっと深堀りをして、自分でコレと言えるものを見つけなきゃと思っています。全体の雰囲気や女性像も、まだまだ模索中。ナチュラルなものが好きではあるので、ナチュラルだけど私だけの“色”を感じる、そういう表現を探している最中です。

FLOWERSはこうじゃなきゃというものがあまりなく、先輩たちもそれぞれテイストが違うんです。だから浦さんを目指すのでもなく、他の先輩を目指すのでもなく、自分だけのポジションを見つけないと。FLOWERSがいいというよりも、「私がいい」というお客さまを増やしていくことが目標です。


「毎日、ボーダー」の手応えは?

 


実は去年の春から、自分のキャラクターを固めるために取り組んでいることがあります。それが「ボーダーの人」。もともとボーダーの服をよく着ていて、お客さまも私に合わせてボーダーを着て来店してくださることがけっこうありました。そこで毎日ボーダーを着てサロンに立つことにしたんです。

1年やってみたら、お客さまのボーダー率が増えたり、「今日はボーダーを着てきたよ」と言っていただけたり、少しずつ浸透していっているように感じています。反応をいただけると、やっぱりすごくうれしいですね。自分のキャラクターを定めることで、今後、私らしさを感じ、それに同調してくれるようなお客さまが増えていったらいいなと思っています。

FLOWERSとotope、サロンの雰囲気がまったく違う2店舗を経験させてもらったことで、働く場所に関係なく、私自身に惹きつけられてくれるお客さまを持つ大切さを感じることができました。今、26歳。30歳になる前には、ヘアスタイルも自分のキャラも定めきって、そういうお客さまにたくさんきていただけるようになっていたいです。

 

プロフィール
柳 絵美子(やなぎ えみこ)

1992年生まれ。東京都出身。国際文化理容美容専門学校渋谷校卒業後、「FLOWERS」に入社。2015年、 浦 さやか氏が代表を務める別ブランド「otope」に、オープニングスタッフとして参加。2016年、「FLOWERS」でスタイリストデビュー。

 

(取材・文/福田 真木子 写真/河合 信幸)

 

  僕がこのサロンで働くことを選んだ理由シリーズを見る >>

  ライフマガジンの記事をもっと見る >>

 

 

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング