どうして原宿から大宮へ!? カラーの魔術師「はんぺん」さんの勝算

「お前は下の子の気持ちがわかっていない」と言われて続けていた

 

 

ずっと自分の中にあった課題を解決できたことも、独立のきっかけになりました。トップで走り続けている人は、やる気がなさげな後輩の扱いが苦手だと思うんです。自分に厳しい人って、自分に甘い人の気持ちがわからないんですよ。

 

僕もずっと前社の代表西川さんから、「はんぺんはやる気のある人と一緒に頑張ることはできるけど、人の上に立つ人間は、下の子の気持ちを理解して、引き上げる力が必要だよ」って言われ続けていたんです。その言葉通り、意識の高い子はついてきてくれるけれど、そうではない子とは距離がありました。当時は自分の成功体験を押し付けてしまっていたんだなと、今となっては思います。

 

でも、漫画のワンピースと同じで、組織っていろんな人がいるから強いですよね。仕事に関する能力も、センスも、姿勢も、人それぞれ。だから、自分の成功を押し付けてばかりいると、組織は崩壊してしまうのだと思います。

 

できないように見えても、ほかの人にない能力やセンスがあるかもしれない。みんながいるおかげで、僕は自由に動くことができる。そういう思考になってから、後輩のみんなに心から感謝できるようになったし、自分が変わったことで慕ってくれる子も増えました。独立する前に、下の子の気持ちを考えられるようになったことは大きいです。

 

大宮で自分の城を構えたのは、もちろん勝算があるから

 

 

独立するにあたり大宮を選んだのは、僕にとってそれほど特別なことでありません。もともと僕は埼玉県の深谷市出身で、埼玉県理容美容専門学校に通っていました。将来、子どもができたら、自然がほどほどにあって、のびのび遊べるような環境で育てたいという気持ちもあったんです。

 

僕の父親が昔「大宮はいずれ東京になる」と言っていたんですが、その言葉もずっと頭の中にありましたね。実際、今も開発が進み、新しい可能性が広がる街になっています。

 

これまで僕は、「はんぺん」の由来になったこの白い頭と、バーバリーで他の美容師さんと差別化してきましたが、それだけで原宿で突き抜けるのは難しいと感じていました。原宿にはカリスマと呼ばれる素晴らしい美容師や、経営者がいるからです。

 

それなら、原宿で結果を出して、原宿でサロンを出すというレールから外れたほうがいい。大宮なら勝てるという確信もありました。原宿の水準で高い技術は、原宿だとさほど目立たないかもしれません。でもそれが、大宮にあったら希少価値は高いはずです。

 

原宿で働いていた頃から、僕のお客さまには遠方から通ってくださる方が少なくありませんでした。特に北関東。都内のお客さまは学生さんなどを含めて若めです。だから、就職のタイミングでデザインカラーをやめてしまうことも多いんですよ。

 

一方で、都外のお客さまは若いママさんが多いんです。子どもがいるので原宿に行くのは大変だけど、トリートメントもブリーチもしたいという人も多い。だから、北関東からアクセスのいい大宮で、東京に負けない技術を持つサロンがあったらよろこばれると思いました。

 

ここ数年で重ねてきたオンラインセミナーなどでの経験も、地方での成功の確信につながっています。技術と実力があればどこからでも発信できるし集客も可能な時代であるという実感があるんです。

 

 

>大宮を渋谷や銀座に続く「美容のホットスポット」にしたい!

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