【sins日野達也】夢の銀座でサロンオーナーに。縮毛矯正のブランド化はメーカー主体から現場主体へ。大きな一歩を踏み出す時

 

 

コロナ禍の紆余曲折と、自身のリブランディングを経て、髪質改善メソッドを確立した日野達也(ひのたつや)さん。そんな日野さんが2024年1月6日、銀座に縮毛矯正の特化型サロン『sins』をオープンしたと聞きつけ、出店の経緯や、酸性ストレートの未来について直撃。これまで「酸性ストレート」を駆使した”日野式艶髪再生術”を掲げ、エイジレスな極上の艶髪を提供してきた日野さん。オリジナル薬剤をリリースするやいなや、導入サロンは全国規模へと拡大。技術を伝授するオンラインサロンの主宰や書籍の発売と快進撃を遂げたストーリーをご紹介します。

 


 

「薬剤開発」を軸に、綿密な準備期間を経て出店を実現

 

——まずはオープンおめでとうございます! シェアサロン時代が長かった日野さんですが、今回の出店に至った経緯など教えてください。

 

ありがとうございます。いつか自分の箱はもちたいなと思っていたんです。でも、これくらいの規模感のお店を作るためには融資を受けないといけないですし、そのための準備が必要じゃないですか。まずは低いコストでシェアサロンからスタートし、そこで得た資金を薬剤開発に回して、それを軸に業績を上げて信用を上げていこうと決めていたんです。かなり計画的にやっていましたね。フリーランスになってから1年半で法人化し、そこで丸3年やってから出店という流れです。

 

ちなみにここの物件はCOAの青木さん(COA代表/青木大地さん)にご紹介していただいて、タイミングよく出会うことができました。COAさんと同じビルで、しかも上のフロアということで大変恐縮ですが(笑)、青木さんには経営やマネジメントも含め、いろいろと勉強させていただいているんですよ。

 

 

——フリーランスとして独立し、その4年半で出店に至ったということですね。最初に薬剤開発に取り掛かるところが、日野さんらしいですね。

 

振り返ってみると、一時期は「ボブの専門医」を掲げてInstagramで集客して、年間でボブをオーダーする新規顧客さまが600名くらいいたこともあります。でもコロナで自分の力不足を痛感して以来、完全に髪質改善に振り切りました。はじめはアルカリ性の薬剤を使った髪質改善の仕組みを調べて何度も実験を重ねていました。そして行き着いたのが、酸性ストレート。酸性ストレートは、アルカリ性の薬剤と施術の方法が全く違い、施術が難しくマニュアル化が難しいと言われているんですが、髪質を選ばない新薬剤と処方を開発したんです。

 

美容師さんの商品開発というと、シャンプーがセオリーだと思うんですが、僕らはコンセプトが縮毛矯正なので、先に薬剤を作って、そのあとに縮毛をサポートするためのアイテムとしてシャンプーやオイルを発売したいという狙いもありました。そうすればお客さまが購入してくださいますから。

 

 

——なるほど、そういう計画があったんですね。薬剤開発はコストもかかりますし、在庫管理などハードルが高そうですが。

 

コストはすごくかかりました。薬剤開発は最低でも1000万ほどかかるので。でも既製品を使ってサロンワークを行うとなると、現場でいろんな剤を混ぜなければいけなかったですし、指先の感覚が頼りになるところもあって、そのノウハウをスタッフに落とし込むのが難しかったんですね。それでもっとサロンワークでシンプルに使える酸性ストレートの必要性を感じて、開発に目が向いたんです。世代を問わず、お客さまが喜んでくれるものは何かなということはいつも考えていました。それに美容師側にとっても酸性ストレートを取り扱えるだけで、価値がかなり上がります。だから作るのはすごく楽しかったですよ。

 

 

>念願のオリジナル薬剤、その特徴とは?

 

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