【オリジナル髪質改善】Snowf代表・関野敏匡が追求する「艶髪」の真髄とサロン経営。90%という驚異のリピート率で急成長
働く女性に”艶髪”の魅力を発信し、爆発的人気に

――髪質改善にフォーカスするようになった経緯について教えてください。
僕は前職のサロンにいた時、パーマやカラーの技術や知識を徹底的に叩き込まれていたおかげで、薬剤を効果的に使う施術を得意としていました。そんなある時、街を歩きながら女性の髪を見て、人を魅了するのは”艶”だと思ったんです。そこから髪質改善へとシフトするようになりました。だんだんと髪質改善を発信するサロンが増えてきた時期でもあったので、どうやって差別化していくかもカギになっていくだろうな、と。色々考えた末に、僕は髪質改善の技術そのものを推すのではなく、”働く女子”というキーワードを掲げてイメージ戦略をしていこうと思ったんです。

「こんな女性って素敵だよね」というようなファッション性のある写真を投稿し、僕ならではの審美眼をチラっと見せる世界観をインスタグラムで作りました。そこから”艶髪”を全面に打ち出した発信に変えて、技術で差別化していきました。
SNS集客がうまくいってお客さまがあふれてきたので、2020年12月に『Snowf ginza』を銀座のモール型サロンの一角に出店しました。最初はスタッフ3名で、2席のスペースで始めたんですよ。コロナ禍でしたが、ありがたいことにすぐに予約が取れないお店になりましたね。

――オリジナルの薬剤開発は、最初から視野にあったんですか?
いいえ、最初は市販の薬剤を使っていましたが、自分の期待値を超えるものがなくて。これは自分で作るしかないと思い始めて、開発することにしました。当時、同じフロアにYouTuberとして注目を集めていた長門政和さん(NOT代表)や日野達也さん(sins代表)がいました。扉を隔てたすぐ隣に彼らのサロンがあったので、薬剤の考え方などめちゃくちゃ学ばせていただきましたね。また彼らが熱心に毛髪理論を研究し、オリジナルの薬剤をブランド化していく様子も見ていました。僕も影響を受けて、原料もすべて自分で買い付けて、トライ&エラーを繰り返しながら「微力還元トリートメント®︎」を完成させたんです。そこからお客さま1人ひとりに合わせて、フルオーダーメイドの髪質改善を提供するようになりました。
