論理的に考えて直感で決める! SOCO代表、杉本佳奈さんの転職物語 -美容師ステップアップ―

SOCOの代表に任命された直後に過去最高売上を達成

 

 

もともと私は、お客さまと友達のように、楽しく近況報告しあえる美容師になりたいと思っていました。でも、前職のサロンでは、大人のお客さまが多かったこともあり、「素で話すとバカっぽく見られる」と注意されて、自分を抑えていた部分があったんですよね。なので、大学生や20代のお客さまが多いSOCOで本来の自分を出すようにしました。そこから風向きが少しずつ変わったような気がします。これといったきっかけがあって売上が伸びたわけではありませんが、接客と技術を磨いていくうちに少しずつお客さまが増えていきました。そして、2019年3月に過去最高の売上を達成。その当時は店長だったのですが、そこで結果を出したことで代表に昇格することができました。4月から代表になってからも順調で、6月、7月も売上記録を更新しています。これは代表という役職を与えられたことによる影響が大きいです。

 

 

「役職が人を創る」というのは、代表の関山がよく使う言葉ですが、まさにその通りだと思います。SOCOの代表になったことで、下の子には負けるわけにはいかないと思いましたし、お客さまからの信頼度も上がったのかもしれません。とはいえ、代表といっても、同年代の仲間に助けられてばかり。彼女たちの助けがなかったら、今の私はないですね。

 

会社が私に今の役職を与えたのは、女性美容師としての働き方のロールモデルをつくりたいという狙いがあったからだと思います。スタッフにも女性が多いですし、結婚しても、出産しても働けるような環境を、率先してつくっていくことが期待されていると思っています。女性の声を反映して、みんながいつまでも輝き続けられるようなSOCOをつくっていきたいです。

 

◆転職活動中の美容師へメッセージ◆

 

 

やりたいことが明確になっていないうちは、今ある環境で頑張ってみてほしいと思います。続けることで見えてくる美容師の仕事の楽しさがあるし、できれば「結果を出す」経験もしてほしいです。もちろん、転職はタイミングも大事です。私は20代だったから転職できましたけれど、30代に入ってからだったらしなかったと思います。「今だ」と思ったとき、勇気を出して踏み出してみてください。

 

 

プロフィール
SOCO 代表/杉本 佳奈(すぎもとかな)

東京都出身。専門学校卒業後、埼玉県内のサロンに約7年勤務。2016年4月にSOCOにスタイリストとして転職。2019年5月よりSOCOの代表を務める。柔らかい質感で、乾かしただけて決まるカット。透明感のあるハイライトカラー、肌や瞳の色に似合うカラーの提案、ヘアアレンジなどを得意とする。女性が働きやすい環境づくりにも取り組む。

 

 

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