誰とも被らない「自分枠」を確立させたい -WARSAW 畠山 遥さん U29次世代美容師-

2017.12.13

 

次世代美容師として注目される「U29美容師」のサクセスストーリーから、成長のヒントを「美容師のタマゴ」へお届けする企画「U29次世代美容師」。第21回目は、独特の世界観を持つアンダーグラウンドサロン「WARSAW」 で活躍する、畠山遥(ハタケヤマハルカ)さん。作品はもちろん、ご自身の存在自体がメディアに取り上げられることもある、唯一無二の個性がどのように育まれたのか聞いてみました。

 


 

あまり知られたくない高校時代の黒歴史

 

今振り返ると黒歴史なのですが、高校一年生くらいのころはギャル男でした。基本的には髪はロン毛。野球部だったので、公式戦のときだけ短くして、また伸ばすみたいな感じでした。2年生のころに部活を辞めてからは、再び髪を伸ばして色も染めていましたね。

 

ファッション雑誌に出させてもらうこともあり、その縁で友達も増えました。最初はみんなギャル男だったんですが、そこから興味を広げてそれぞれ自分の好きなファッションスタイルに変わっていったんです。たとえば、70’sのスタイルに興味を持って、ヒッピーやサーファー、バイカーのスタイルをしたりとか。僕もそんな仲間たちに刺激されて、ファッションを深掘りするようになりました。

 

高校卒業後は国際文化理容美容専門学校へ。専門学校時代の僕は、かなり浮いている存在だったと思います。金髪はNGなのに、今と同じくらいの金髪にしていたから、校則的には150%NGだったんじゃないでしょうか(笑)。

 

気があう友達は学年に何人かしかいなかったんですが、誰の髪型カッコいいかとか、好きなファッションブランドのよさについてとか、そういう話ばかりしていた気がします。髪型への興味もファッションや音楽が入り口になることが多かったですね。

 

誰かを追いかけるより、自分の個性を際立たせたい

 

 

専門学生時代は「○○さんみたいになりたい」と言う感じで、誰かを目標にする人が多いと思います。でも僕は、誰かを追いかけるのではなくて、誰とも被らない自分の枠を作って、それを確立したいと思っていたんです。もちろん、自己満足で終わりたくはないから、自分の色を出しながら、自分を求めてくれるお客さまをしっかり満足させる美容師になりたいと考えていました。

僕の周りにはファッションにこだわりがある人が多いので、そういう人たちが持っている世界観を髪型に落とし込んで、もう一歩、世界を広げるお手伝いができたらいいなって思っていたんですよ。

 

専門学校卒業後は有名店や大型店ではなくて、感度が高いサロンに入りたいと思っていました。そのとき思い描いていたのは、まさに今働いているWARSAWのようなサロン。新卒のときに出会うことができたらよかったのですが、最初は別のサロンに入って美容師としてのキャリアをスタートしました。

 

興味の幅を広げて、デザインの引き出しを増やす

 

 

美容師1年目は、青山のサロンでお世話になりました。ただ、そこは3カ月くらいで退職…。素敵な先輩ばかりでしたが、自分の思い描いていた環境とのズレを感じたので、もう一度探し直すことにしたんです。そうして見つけたのが、今働いているWARSAWの前身にあたる、Valentine 原宿でした。入社当初はモードなテイストだったのですが、時代の流れとともにガーリーなテイストになっていき、お客さまもそういう感じの方が増えていきました。

 

正直、ガーリーな感じは自分の得意分野ではなかったけれど、それまで接点がなかったものに触れられたのは、自分の引き出しを増やす上でよかったのかなと思っています。自分の好きなものだけしか見ていないと、世界は広がっていきませんから。

 

ちなみに、アシスタント時代の僕は、「全体的に硬い」と言われていました。物事の捉え方も不器用で手つきも硬かったんです。いわゆる「言われたことしかできないタイプ」。また、初対面の人に話しかけるのが得意ではなかったので、モデハンにも苦労していましたね。自分の至らないところを少しずつ改善していきながらスタイリストを目指しました。

 

>音楽やファッションへの興味が、自分の武器に

 

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