新しい可能性に取り組み続けることが、成功の鍵!〜SIGN望月美侑さんの今やるべきことを見極める力

フリーランスの経験が美容室の経営にも生きている

 

 

フリーランスとして1年間活動した後、2020年に、志を同じくする泉貴寛さんと大鶴翔悟さんとともに、表参道に「SIGN」を立ち上げました。美容室の代表になると責任も生じますが、頼りがいのある2人とともに仕事ができるのは、フリーランスでいた頃より安心感があります。

 

「SIGN」を立ち上げる際には基本的なルールを決めましたが、新しいことを始めるためには、かなり大きなエネルギーが必要なことを知りました。採用するスタッフを見極めるときに大切にしたのは、モチベーションを高く保ち続けることができ、一緒に気持ちよく働ける人かどうかということ。技術やセンス、見た目のよさよりも、人として信頼できるかどうかを重視しました。それさえあれば、たとえ不器用でも一緒に働いていけると思ったんです。「もうちょっと器用になってよ(笑)」と気軽に言って笑いあえるような関係性を築ける人がいいなと。今も新しいスタッフを迎えるときには、そうした視点をもって、スタイリスト全員(9人)で面接をしています。

 

 

インスタグラムで自分のスタイルを発信しながら、お客さまのニーズも探って

 

 

インスタグラムは、ハイライトカラーとボブスタイルの紹介でバズったので、当初は、発信する内容はボブスタイルばかりでした。それを見て「ボブスタイルにしてほしい」と全国からお客さまがいらっしゃり、ひたすらボブスタイルをつくり続けていましたが、あるとき飽きてしまって…。美容師として、もっと色々なスタイルに挑戦したいと思ったんです。

 

インスタグラムで発信する内容をロングスタイルにするなど、変化をつけていきましたが、そうすると「いいね」は本当に少ししかつかない。それでもめげず、ボブ以外のスタイルを提案し続けていましたが、その頃はまったくフォロワーが増えなかったですね。

 

 

その後、フォロワーがぐんと増えたのは、メイク動画をアップするようになってからです。「SIGN」を立ち上げる少し前くらいでしたが、リップを塗る動画が300万回再生され、そこからフォロワーが3万人近くまで増え、今は5万4千人ほどになっています。

 

メイク動画の人気が高いことを知り、季節や肌の色に合わせたメイクの提案をするなど、色々と工夫しました。たとえば、肌色がイエローベースの人をターゲットに絞った化粧品の新商品や、コロナが流行しだしたときにはマスクにつかない化粧品などを使って、メイク動画をアップしました。

 

インスタグラムでバズりやすい内容の研究もしましたが、2つのパターンがあることに気づきました。それは、トレンドのスタイルを提案すること。そして、ファッションアイコン的な存在の人がスタイルを紹介することです。

 

この2点を重視して、まずトレンドを紹介し、次に自分自身がアイコン的な存在となってスタイルを紹介するようにしたら、フォロワーが増えるとともに、ご来店いただくお客さまも増えました。フォロワーはもっと増やしていきたいですね。今年中に10万人達成を目指しています。

 

>メイクの技術に磨きをかけて、お客さまの期待に応えたい!

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング