新しい可能性に取り組み続けることが、成功の鍵!〜SIGN望月美侑さんの今やるべきことを見極める力

 

有名美容室でスタイリストとして活躍後、フリーランスを経験。その後、表参道に美容室「SIGN」(サイン)をオープンし、力強く前に進み続けている望月美侑さん。ヘアスタイルに加えフォロワーのツボを押さえたメイク動画などを発信するインスタグラマーとしても世の女子から絶大な人気を集めています。常に現状に甘んじることなく、課題を見つけ出して新しいことに挑戦し続けています。これまでの経緯や今後の抱負などをおうかがいしました。

 


 

自分のスタイルを持つことの大切さを学んで

 

 

専門学校卒業後に就職した美容室は教育システムが整っていて、厳しく鍛えていただきました。印象的だったのは、入社1年目から撮影のトレーニングがあったこと。撮影したものは社長のチェックを受け、目標を達成しないとステップアップできないシステムでした。

 

厳しかったけれど、それによってメイクやスタイリングのセンスが磨かれ、自分がこれからどんなジャンルのスタイルをつくっていきたいかが明確になっていきました。

 

スタイリストとしてデビューするためには、新規顧客を1カ月に10人増やさなければならないノルマがあって大変でした。今はインスタグラムで注目されればすぐに達成できる人数ですが、その頃はまだインスタグラムもなく、顧客を増やすために、必死になって街でモデルハントをしていました。

 

 

フリーランスになって広い世界を知り、お客さまの大切さを実感

 

 

インスタグラムをはじめたのは最初に入社した美容室のときでしたが、ハイライトカラーとボブスタイルでバズって、フォロワーは一気に1.8万人に。すると毎月、新規のお客さまが30〜40人ほど増え、売り上げも順調に伸びていきました。

 

そのタイミングで退社し、フリーランスになってからは、シェアサロンで活動し始めました。一人で仕事をしてみると、美容室の場所代や売り上げ、利益率などの経営感覚が養われるんです。そうした知識は、のちに代表として「SIGN」を立ち上げる際にも役立ちましたね。

 

フリーランスになって、美容師の仕事は、お客さまが来てくださるから成り立つのだと改めて感じ、前の美容室からお客さまがついてきてくださることは、本当にありがたいことなんだと痛感しました。

 

シェアサロンでは、ヘアスタイルだけでなく、ブランディングに関しても様々なスタイルで打ち出している美容師さんの姿を間近に見て、それまでいかに狭い世界で生きてきたかを知りました。こんなに多方面に努力する美容師さんがたくさんいる中では、少しでも立ち止まったら美容師としてやっていけなくなるだろう、という危機感や緊張感も覚えました。

 

>フリーランスの経験が美容室の経営にも生きている

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング