タダでもらえる!? 美容師が知らないと損する「助成金」の知識

2016.02.10

■注目の助成金

毎年変わる助成金ですが、その中でも現在、美容師が活用しやすい助成金を2つ、教えていただきました。

 

1.「企業内人材育成推進助成金」(MAX 250)

…職業能力評価、キャリア・コンサルティングなどの人材育成制度を導入・実施し、継続して人材育成に取り組む事業主向けの助成金

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<内訳>

〇教育訓練・職業能力評価制度の導入 50万円

…必要な訓練を受講させて習得した能力を評価したり、職業能力の評価を、評価シートを活用して行なう制度

→制度適用した従業員一人当たり5万×10人(MAX)

 

〇キャリア・コンサルティング助成の導入 30万円

…キャリアコンサルタントからキャリアコンサルティングを受ける制度を作り、実施した場合に助成金がでる制度

→制度適用した労働者一人当たり5万円×10人(MAX)

 

〇技能検定合格報奨金制度の導入 20万円

…従業員に対象となる技能検定を受検させて、合格者に報奨金を支給する制度

→適用した労働者一人当たり5万円×10人(MAX)

 

「たとえば、技能検定では、従業員に『着付け』を受験させるなどの例があります。美容室では、もともと『〜ができるようになったら、●●●円UP』などという給与制度を作っていることが多いので、理解しやすく利用しやすいと思います」

 

2.「職場定着支援助成金」(MAX 100万円受給)

 

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…人材確保・離職率の低下を目指す事業主に向けた助成金。サロン内での新しい役職手当などを作ったり、教育訓練の制度(10時間以上)、腰痛検査などの健康診断制度を作って行った場合、そして従業員が定着した場合に支給される

 

<内訳>

○評価・処遇制度導入

…昇進・昇格基準を設けたり、通勤手当・住居手当などの諸手当制度を導入した場合に支給

→10万円

 

○研修制度導入

…新入社員研修・特殊技能研修などの研修制度を導入した場合に支給される

→10万円

 

○健康づくり制度導入

…腰痛健康診断・生活習慣病予防検診など、健康づくり制度を導入すると支給される

→10万円

 

○メンター制度導入

…指導・相談役となる先輩(メンター)が、後輩(メンティー)をサポートする制度を導入すると支給される

→10万円

 

○その後、離職率を低下させた場合

定められた離職率の目標値を低下させた場合、「目標達成助成」として支給される

→60万円

 

「サロンでは、もともと評価制度を導入する風土があり、かつ研修も日々行っている場合が多いです。健康づくりとしては、立ち仕事のため“腰痛”になる場合も散見されるため、導入しやすいですね」

 

■助成金を申請するには

 

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助成金は、研修制度を導入したりなどの対象事業を行った後、労働局・ハローワークなどに資料や領収証などを提出して受給する「後払い」です。

 

「助成金を受給するには、数多くのステップがあり、正確に事業、制度導入などを行う必要があります。順番を間違えただけで、不支給ということもあります」

 

助成金の概要については、無料相談を受け付けている社労士事務所もあるので、一度相談してみると良さそうです。

助成金を活用することで、人材の早期育成などを行うことができ、戦力となる社員を増やすことができます。また、助成金を社員に還元することによって、スタッフにとって働きやすい組織へ成長することにもつながります。独立を目指す美容師・理容師のみなさんは、助成金の活用を考えてみてはいかがでしょうか?

 

※当記事の助成金については2015年度の制度となります。2016年4月からの制度については、改めてご確認ください。

(取材・文/QJナビ編集部)

 

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