珠実の¥マーク 第5回「店長として後輩を育てつつ歳を重ねても稼ぎつづけるキャッシュポイントがほしい!?」〜相談者・釼持恵梨香さん(28)
珠実:他に恵里香さんが環境で重要視することってありますか?
恵梨香:大学時代の友人にキャリアウーマンが多く、同年代なのに、周りが自分よりめちゃくちゃ稼いだりしていて、自分自身の時間の使い方を見直すきっかけをくれました。
珠実:時間の使い方、ですか?
恵梨香:一般的に会社で働いていると、お給料やお休みって当然美容師よりも、制度として整っているじゃないですか。きちんとお休みをとれるのがすごく羨ましくて。今は以前より休みもとれるので満足しています。
珠実:恵梨香さん、、しっかりしてますね〜笑。じゃあ休日はしっかり欲しいタイプですか?
恵梨香:はい、今の目標は週休3日で、売上目標を達成することです!
珠実:店長というポジションはどうでしょうか? お店を移ってまだ1年半なんですね、意外です。。
恵梨香:そうなんですよね。芝原のおかげで、本当に周りの方々とのつながりや、いい環境が広がって、店長になることができました。
ただ、私の後輩はアシスタントが男性のみで。育て方や伝え方を迷ってしまうことが今の悩みです。
珠実:確かに男女で美容師としてのスタンスは違うかもしれません。体力も違うし、ライフイベントも違う。それに、女性の先輩から注意を受けたりすることに戸惑うということもありますよね。
恵梨香:はい、そうなんですよね。技術的な部分も教えてあげたいけど、感覚的な自分もいて(笑)。みんな売れっ子になってほしいし、成功して欲しいんですけど。どう伝えるのが一番いいのかと迷います。
珠実:私もシェアサロンでは老若男女の美容師さんがいて、いろいろなアドバイスをします。そういうときに気をつけているのは「ポジション」ですね。どんな立ち位置から物申すか、で受け取り方は違います。
恵梨香:確かに。
珠実:年齢や性別のことは一度忘れて、役割として必要なことを伝えるというのは一つの方法だと思います。
サロンワーク全般に関しては、店長として注意する。テクニックのことならば、技術者の先輩として助言する。「年上すぎるから合わないのかな」「女だから嫌かな」とか考えず、ご自分の中で、どのポジションから伝えているかを意識するはどうでしょう。そうするとフラストレーションも減るかもしれませんよ!
恵梨香:そうですよね、意識してみたいと思います。あとはやっぱり指示したいことを自分だけでは決めかねることもあります。
珠実:わかります、そういうとき私は自分より目上の「〜〜さんだったらどう考えるかな?」と意識してみます。いくら役職があっても、自分だって完璧ではない。店長だって迷う。そういうときは上の人の気持ちを想像してみますね。
恵梨香:自分の立場だけではなく、目上の立場の人の気持ちですか?
珠実:そうです。恵梨香さんよりも上の立場の人(恵梨香さんの場合は芝原さんですね)は、店長の恵梨香さんよりももっと「未来」を意識しているはずです。その人の視点を取り入れてみるんです。少し視野を広げて俯瞰してみる、という感じです。
恵梨香さんが直面していることが、スタッフが増えたりお店が大きくなったときのことを考えると、今のうちに詰めておいたほうがいいこともあるし、逆に意外と今じゃなくていい、っていうこともあったりします。迷ったら、一度オーナーの芝原さんになったつもりでイメージしてみるのがいいと思いますよ!
恵梨香:そうですね! やってみます。