Z世代のスター発掘! 高難易度なハイトーン×パーマと、ラフでおしゃれなライフスタイルで支持を集めるANTIイチオシの若手スタイリスト森 涼夏(もり りょうか)さん

 

SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?

今回は、表参道のANTIのスタイリスト森 涼夏(もり りょうか)さん。くるくるのパーマスタイルがアイコニックな涼夏さんですが、ご自身でもパーマスタイルを打ち出し、人気を集めています。そんな涼夏さんに、パーマスタイルの魅力やInstagramの発信について伺いました。

 


 

モデハンは自分の足で。苦労はしたけれど、コツコツ努力を積んだアシスタント時代

 

 

――涼夏さんは、昨年9月にデビューされて、スタイリストとしては1年目なんですね。

 

はい。新卒でANTIに入社して、3年半でデビューしました。ANTIとの出会いは就活で東京に出てきていたとき。偶然、ANTIのスタイリストからサロンモデルの依頼をいただいたんです。そのときはすぐに地元に帰る予定だったのでモデルをすることは叶わなかったのですが、どんなところなのかな?と調べてみて、雑誌でも活躍しているスタッフがいるサロンだと知ったんです。私は、いずれ雑誌などのメディアで仕事をする美容師になりたいという目標があったので、このサロンでならそれが叶えられるかも、と考えて入社しました。

 

 

――アシスタント時代はどのように過ごされていましたか?

 

入社2年目でコロナ禍に突入してしまったので、カリキュラムを進めるのが大変でしたね。でもそれを理由に遅れを取りたくなかったので、なんとか頑張りました。ANTIは一つひとつの技術のチェックが厳しいので苦労しましたが、その分、不安なくスタイリストデビューできるんだと思います。

一番大変だったのは、やっぱりモデルハントです。同世代だとSNSを通じてハントする人が圧倒的に多いですが、私はそれが苦手で街で声をかけるスタイルだったんですよ。自分の目で直接見た方が髪質もわかりやすいですしね。

 

 

自分の強みは忍耐強いことだと思っているので、まずは大きなゴールを設定して、そこにたどり着くまでの小さなゴールの繰り返しで達成感を作って進むようにしていました。学生時代に運動部に入っていたので、上下関係がしっかりしているところも割とすんなり受け入れることができたように思います。

 

オーナーにパーマをかけてもらった瞬間に「これだ!」と思った

 

 

――入社してから、転機になった出来事はありますか?

 

それは、明確にあります!ジュニアスタイリストのときに、オーナーにパーマをかけてもらったことです。

自分のお店のオーナーがパーマの第一人者と言われるような人にもかかわらず、それまで私はあまりパーマに興味はなくて…。(笑)でも、あるときオーナーの作るウルフにカーリーっぽいパーマをかけるスタイルがすごくかわいい!と衝撃を受け、自分も同じパーマをかけてくださいとお願いしました。

いざやってみたらとってもくるんくるんでかわいいスタイルになって、「これだ!」と。自分もかわいいパーマスタイルを作って、たくさんのお客さまに喜んでもらいたい、と決めた瞬間でした。

 

――Instagramでは、セルフスタイリングについても発信されていますよね。

 

はい。パーマのセルフスタイリングはよく見ていただいています。私の投稿を見て「パーマをかけたい!」と予約してくださる方もいるので、これからも続けていきたいですね。

 
 
 
この投稿をInstagramで見る

RYOKA(@rittakatan___)がシェアした投稿

 

フォロワーさん以外の方から「パーマのスタイリングのやり方を知らなかったので、参考になります」とメッセージをもらったこともあります。

ANTIでは、パーマをかけたあとは私を含めてどのスタッフも必ず時間を使って丁寧にスタリングのしかたをお客さまに伝えるんですよ。それが当然だと思っていたのですが、SNSでの反応を見ると「知らなかった」という方も多く、やってみてよかったです。せっかくパーマをかけたのなら、絶対にかわいくスタイリングしてほしいので!

 

――パーマスタイルの魅力はどんなところにありますか?

 

美容師側の目線でいうと、パーマはカットと連動して作られるスタイルなんです。なのでカットの段階からものすごく計算して切るのですが、それがすごく楽しいですね。「この長さで、ここにカールをつけたらこのお客さまに似合うだろうな」と考えながら施術するのはすごくわくわくします。

 

 

お客さま目線ではやっぱり、簡単にスタイリングができるのが魅力的ですよね。

来店いただくお客さまはほぼハイトーンですが、ANTIの薬剤はブリーチの履歴があってもパーマの施術ができる特許を取得したものです。ありがたいことに、お客さまからは私と同じスタイルにしたいというリクエストも多いんですよ。

このカットはハイレイヤーなので、トップがものすごく短いんです。自分でお客さまを切るときは緊張するくらいなのですが、思いきって切らないと同じスタイルにはならなくて。ドキドキしながら切りますが、そのあとパーマをかけるとちゃんとかわいくなるんですよね。

 

 

パーマの技術はまだまだ勉強中で、「思った通りにならない…!」というときはすぐにオーナーに聞きます。どんな質問をしても、バシッとうまくいく方法を教えてもらえるので、やっぱりオーナーはすごいです。聞いたら実践、聞いたら実践を繰り返して、少しずつ自分の力になっていると感じますね。

 

>Instagramでは美容師としての投稿もしつつ、自分の好きなものの発信も

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング