#CinematicHair 誕生秘話。 CIECA. 野元亮太さんが生み出す、映画のワンシーンのようなスタイル動画と、ごまかしの効かない揺れるカットライン

サロンワークと映像制作には“汲み取る”という共通点がある

 

 

今、Instagramに投稿している映像はおおまかに2種類に分かれています。一つはサロンの中で撮影している、施術のプロセスを追った映像。この映像で伝えたいことは、まず、映っているのは僕自身がちゃんと髪を切っているスタイルだということ。これで「自信はあるけど、自分でうまいですよとは言いたくない」という問題が解消されました(笑)。次に、自分の雰囲気やお店の空気感がわかるというのもあります。そこにアシスタントが登場すると、「入ってすぐメイクをやらせてもらえるんだ」ということもわかったりして、リクルートとしての意義もあるんです。

 

 

一方で、ロケで撮影しているものは自分のアイデアを消化したいときのもので、より表現としての意味合いが強いです。「朝日を撮りたいな」と思って前日の夜に前乗りして海に行ったり、「この曲で映像を作りたい」と音楽からインスピレーションが湧くこともあります。

割合としては前者が8割なので、仕事としてやっている部分が大きくて、後者の2割が自己表現ですね。

どちらも「何を撮ろう」「どうやって撮ろう」と考えているときが一番楽しいです。

 

映像を作っていてよかったと思うのは、やっぱり仕事の幅が広がることですね。外部からの依頼も引き受けていますし、今はインスタのリールやTikTokなど映像のSNSが増えてきているので、そこにつながるノウハウがあるのも心強いと思います。

それから、単純にお客さまが喜んでくれるのが嬉しいですね。僕のお客さまはデザイン関係の仕事をしている方や画家の方など何かを作っている人が多いので、「あそこに行くといい映像が撮れるよ」と教えてもらうこともあり、刺激を受けます。

 

映像制作と美容師の仕事に共通しているのは、お客さまや見ている人が言葉にせずとも心の中で求めていること、見たいと思っているものを汲み取って実現させることだと思っています。僕はアーティストではないので、自己満足にならないことはすごく意識してるんです。Instagramもそうですが、何かを作って発信するときに潜在的な需要を汲み取ることができる人は飽きられないし、自己表現の幅も広げていけるんじゃないかと思います。

 

プロフィール
CIECA./エリアマネージャー

野元 亮太(のもと りょうた)

鹿児島県出身、山野美容専門学校卒業。1社を経て、店長としてCIECA.に入社。確かなカット技術の一方で映像制作にも注力し、映画のようなクオリティの高さで一目置かれている。2020年からは自らの映像作品に#CinematicHairと名付け発信を行っている。

Instagram:@cieca.nomoto

 

 

(文/須川奈津江 photo/菊池麻美)

 

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