【COAブランドディレクター星那】美容学校生へのメッセージ「憧れだけで決めない。いろいろ見て、考えて、自分に合う道を選んでほしい」
憧れのサロンに入社。でも、そこで気づいた「自分が本当にやりたいこと」
――美容師を目指すきっかけの一つに、憧れていたサロンの存在も大きかったのでしょうか?
実はCOAは中途入社で、その前に東京・裏原宿のサロンで働いていました。そこは高校生の頃から憧れていたメンズサロンだったんです。YouTubeなどで見ていて、「美容師ってかっこいいな」と思わせてくれた場所。高校2年から、大阪から東京まで、何度もそのサロンに通いました。当時は自分の髪のヘアセットが好きだったので、将来はメンズサロンに進もうと決めていたんです。美容学校を卒業し、憧れのメンズサロンに入社できたときは、本当にうれしかった。50倍という倍率の中で、採用されたという喜びもありました。

「SNSも美容師も」は、思っていたほど簡単じゃない
――SNSと美容師、どちらも武器にしていこうと考えていたと思いますが、美容師になってから、その両立に難しさを感じることはありましたか?
学生時代は、SNSも美容学校での学びも、どちらもかなり頑張っていました。だから周りから見ると、順調に見えていたと思います。でもいざ社会に出ると、美容師1年目がコロナ禍だったこともあって、本当にきつかった。練習したくても思うようにできなくて。密を避けるためにモデルを呼べなかったり、予約がない人は帰宅しなければいけなかったり、何かと行動が制限されていました。
やがてコロナが明けて美容師として忙しくなればなるほど、SNSと関わる時間もなくなっていきました。すると、今まで積み上げてきたフォロワーが減っていく。それまでSNSに時間を使ってきたからこそ、「自分の武器がなくなっていく」という怖さがありました。美容師を頑張れば、SNSができなくなる。SNSを続ければ、美容師としての成長が遅れる。どちらも捨てられなくて、すごく苦しかったです。その頃は、毎日不安でした。

SNSが、初めて「美容師としての武器」になった
――SNSと美容師の両立に悩んだ時期を経て、そこから気持ちが前向きに変わるきっかけはあったのでしょうか?
転機になったのは、少しずつモデルを呼べるようになったことです。それまでSNSでのつながりだけだった人が、実際にサロンに来てくれる。自分がカラーをして、髪を仕上げて、その人が喜んでくれる。その瞬間に初めて、「あ、僕はこのためにSNSをやってきたんだ」と思えました。
SNSそのものが目的だったわけじゃない。SNSを通して知ってくれた人に、今度は美容師として価値を提供する。そう考えたら、今までやってきたことが全部つながったんです。そこからは、「もっと技術を磨きたい」と思うようになりました。

――そのタイミングで気持ちの変化があったそうですね。
一番大きかったのは、もっとレディースヘアを習得したいと思うようになったこと。僕はもともとメンズヘアに憧れて美容師を目指したんですが、僕のSNSのフォロワーは女性の方が多かった。実際にモデルとして来てくれる人も、7〜8割くらいが女性でした。そこで初めて、「自分が好きなもの」と「自分が仕事としてやりたいこと」は、もしかしたら違うのかもしれないと思ったんです。
当時、働いていたメンズサロンには全く不満はなかったです。人間関係もすごく良かったし、働く環境も良かった。でも、長い目で自分の美容師人生を考えたときに、もっとレディースの技術を学べる場所に行った方が、自分の可能性を広げられるんじゃないかと思いました。
そこで出会ったのがCOAでした。専門学校時代の同級生が先にCOAで働き始めていて、「めちゃくちゃいいよ」「星那は絶対合っていると思う」と言ってくれたことも大きかった。実際に代表たちと話してみて、「ここに行ったら自分は成長できそうだ」と感じました。そして最終的には、COAに行くことを決めたんです。
