エッジの効いたパーマスタイルで、同年代から熱烈な支持を集める EIZO GINZA manakaさん #Z世代のスター発掘
オーダーは「manakaさんと同じ髪にしたい」が8割! 中にはメンズも?

私自身の写真を見てお店に来てくださる方が多いので、オーダーは「私と同じ髪型にしたい」という方がほとんど。必然的にパーマのモデルさんが増えていき、スタイリストになる頃にはパーマの比率がかなり高くなっていました。男女比は半々くらいで、レングスが長めのメンズがボブの私の写真を持ってきて「これと同じにしたい」と言ってくれることもあります。
─メンズのスタイルを積極的に発信しているわけではない方で、男女比が半々というのはなかなか珍しい気が。要因はなんだと思いますか?
私の趣味の一つが、クラシックカーを見ることなんです。かわいいデザインの車が大好きで、休日や旅行先では車の博物館に行くほど。その時に撮った写真などを『#carsnapmxn』というハッシュタグをつけてインスタにアップしていて、それを見て来てくださる方もいらっしゃいますね。
メンズの集客を狙って投稿していたわけではなく、あくまでも趣味の投稿の一環だったのですが、結果的にサロンの中でも男性顧客の割合がかなり多くなりました。メンズヘアにも取り組みたいと思っていたので、嬉しい誤算でしたね。

─SNSの発信について、迷ったことはありましたか?
もちろんありました。最初は楽しくて始めたことなのに、いつからか義務のように感じてしまって。特にアシスタントの頃は、毎日クタクタなのに、SNS投稿のためには休日に出かけないと載せる写真がなくて。家で寝ていたいと思いながらも写真を撮るために色々なところに出かけて、写真を撮るから毎回違う服を着ないといけなくて…と、体力的にも金銭的にも正直すごくしんどかったです。
常に、次はどこのカフェに行くかを調べて、何枚も写真を撮る休日を過ごす中で「本当にこのカフェに行きたいのか、写真を撮りたいだけなのか、どっちだろう?」と悩んだこともありました。
─その悩みは、どのように乗り越えたんでしょうか?
正直、乗り越えたわけではないんです。悩みを解決するというより、悩みながらもやるしかないんですよね。

ただ、少しずつ自分の中で投稿の基準みたいなものができていって。例えば、投稿するときに意識することのひとつが『その写真がSNSで出てきたときに、自分が見たいと思うかどうか』。ついタップしたくなる写真を1枚目にするように意識しています。そういう基準ができてからは、少し割り切って考えられるようになりましたし、反応も安定してきたように思います。
“自分らしいパーマ”を探し、試行錯誤した日々

─もともとパーマ推しでいきたいと決めていたとのことでしたが、サロンの中にパーマが得意な先輩がいたのですか?
パーマが売りの人がいたというよりは、どの技術も上手な先輩たちだったと言う方が近いかもしれません。
私が今打ち出しているのは、同年代の方をターゲットにした、ちょっとエッジの効いたパーマ。ですが、サロン全体でみるとお客さまの年齢層も幅広いですし、どちらかと言うと上の世代のお客さまの方が多いんですよね。銀座店はスタッフ層が若いこともあり、私と同年代のお客さまもいらっしゃいます。その一方で、表参道店はグレイカラーのお客さまの方が多く、今の私が発信しているようなスタイルを作るスタイリストはあまりいませんでした。
サロンの顧客層については、面接の時点でスタッフから言われていたんです。「うちはそんなに若いお客さまが多いサロンじゃないけど大丈夫? すぐ辞めちゃうんじゃない?」って(笑)。そのときは「自分で強みを見つけて、好きなことをやるので大丈夫です」と答えて入社したのですが、実際に今のスタイルのパーマにたどり着いたのもほぼ独学ですし、集客も自分のSNSからしています。

もちろん、全てを一人で学んだわけではないですよ。基本の巻き方などを教えてもらって練習して、ある程度のベースができてからは、それぞれが自分の色を見つけていくスタイルなんです。なので「あの先輩の作るパーマ、かわいいな」と思ったら、営業中にやっているところを盗み見て、営業後にウィッグで練習してみたり。少しずつ、自分らしいスタイルを見つけていきました。
─独学で学ぶというやり方は、manakaさんに合っていましたか?
そうですね。私の場合は、理論的に説明されるよりも手を動かしながら感覚で覚える方が得意だったので。分からないことは先輩が教えてくれるのですが、それよりも黙々と試行錯誤する方が好きでした。
その結果たどり着いたのが、先ほども少しお話しした、エッジが効いたパーマスタイル。私のところに来てくれる方は、人と被らない雰囲気が好きな方が多いので、ハイレイヤーを入れたカットベースに強めのパーマを当てたり、前髪もかなりくるくるにして、モードな質感に仕上げることが多いです。

─すでに、パーマでのブランディングに成功されているmanakaさんですが、今後の展望を教えてください。
そう言っていただけるのはありがたいですが、自分では、まだ成功しているとは思っていないんです。SNSのフォロワー数ももっと増やしたいですし、パーマが好きな方以外に自分の投稿を見てもらうにはどうしたらいいんだろう?と日々試行錯誤をしているところ。
パーマスタイルが大好きという気持ちに変わりはありませんが、パーマしかできない美容師にはなりたくないと思っているので、もっと幅を広げていきたいです。そして、お客さまやスタッフから憧れてもらえる存在になれるよう、常にレベルアップし続けていきたいですね。

- プロフィール
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EIZO GINZA/スタイリスト
manaka
東京都出身。早稲田美容専門学校卒業後、新卒でEIZOに入社。入社2年目でスタイリストデビューを果たし、現在6年目。ファッション感のある、エッジの効いたパーマスタイルを得意としており、男女共に多くの顧客を抱えている。また、Instagramでのファッションやメイク、ライフスタイルにまつわる投稿も人気。
Instagram:@_mxn204
(文/岩木日向子 撮影/菊池麻美)
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