パリジェンヌへの憧れが全てのはじまりだった #フレンチボブBEAUTRIUM上地未夢さん#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人

今やSNSは美容師にとって欠かせないツールです。そこで、Instagramで#♡♡♡♡♡♡♡(スタイル・技術名)で検索した際に、そのときのおすすめTOPに上がってきたスタイル写真を作った美容師さんにそのスタイル・技術についてのこだわりや、SNSの使い方などについて伺います。
今回は#フレンチボブ。顎ラインの短めボブで、癖毛を活かしたウェーブや、切りっぱなしの毛先など、パリジェンヌを思わせるラフなのに品のあるスタイルです。おすすめTOPに上がってきたのはBEAUTRIUM(ビュートリアム)広尾の店長 上地未夢(うえちみゆ)さんの投稿でした。上地さんはどのような努力をしてTOPに出てくる人になったのでしょうか。流行にとらわれないシックでエフォートレスなスタイルへのこだわりと、ポジティブなツールとしてのSNS発信についても伺いました。
パリジェンヌ的フレンチボブの条件

―今回フレンチボブで検索したところ、2万以上の投稿の中から、上地さんのスタイル投稿がおすすめトップに出てきました。多くの投稿がある中で、おすすめに上がる理由はどこだと思われますか?
フレンチボブのポイントは、外国人の髪のようなふわっとしたラフな質感です。アイロンで綺麗に巻いて面を作るスタイルだと根元が寝てしまって、毛の落ちる位置が揃ったボブに。そこで日本人の硬い髪でも柔らかなボリューム感とラフさが出るよう、ベースとなるブローで根元を立ち上げてふんわりさせています。そのボリューム感の差で目に留まりやすかったのかなと思います。
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上地さんの作る上品でリラックス感のあるフレンチボブ
―フレンチボブを打ち出されていますがその理由は?
パリジェンヌのようなラフで品のあるスタイルが学生の頃から好きだったんです。美容学校の研修でパリに行った時に見かけた、パリの女性たちのヘアスタイルが素敵で。女っぽいけど媚びていない、強いけど尖りすぎているわけではない。ヘルシーな色気がありつつ上品。自分もそうなりたい!と憧れたのが始まりです。
SNSで打ち出しはじめたのはスタイリストになって1、2年経ってからです。うちのサロンは広尾という土地柄、近隣にお住まいの方が多く来てくださいます。お客さまと長くお付き合いできる素敵な環境です。ただ、それとは別に、私の作る世界観、スタイルに共感して来てくださるお客さまとも新たな出会いがあればいいなという気持ちで始めました。ダイレクトな集客という意味ではなく、好きなものを共有できる同志を求めて始めた感じです。
骨格と質感でつくる「品の設計」

―日本人の髪でパリの女性のようなスタイルを再現するのは大変なのでは? ブローが重要とのことでしたが、他に再現のポイントはありますか?
カットのベースはレイヤースタイルです。でも今流行しているようなレイヤーだと軽すぎるんですよね。かなり削ぎをいれるので毛先はシャープになり、髪質も硬く見えてしまいます。レイヤーでありながら柔らかそうに見える切り方を研究して、並行目にハサミをいれて厚みを残して切るレイヤーというのにこだわっています。
カットに加えて、ハイライトやデザインカラーで陰影をつけてスタイルに奥行き感を出すこともあります。あとはやっぱりブローで、根元の立ち上げをつくること。お客さまにはマジックカーラーや、くるくるドライヤーでスタイリングする方法をお伝えしています。
―スタイルのこだわりは?
まず“品”を感じるフォルムであること。面を強く出しすぎず、どこかに必ず丸みを残して、柔らかさをだします。
骨格の見極めも大切です。頬骨、顎、エラ、それぞれの骨の出方には、その人ならではの“色気”があると感じています。たとえば頬のコケを気にされている方には、そのコケがむしろ美しく見えるように、顔まわりにやわらかい曲線を入れてあげる。コンプレックスを隠すより、活かしながらバランスを整えるイメージです。

質感づくりで意識しているのは、“人工的じゃないツヤ”です。オイルやスプレーをたくさん使ってしまうと、毛と毛がくっついて線っぽく見えてしまいます。それだとパリジェンヌのエフォートレス感は出ません。なので、スタイリング剤は必要最低限に。一本一本がちゃんと離れて、空気を含んでいるような質感を大切にしています。その人らしい色気や品がふっと立ち上がるようなスタイルを目指しています。
>パリジェンヌヘアは映画で生まれ、トレンドはSNSで更新する