英語がしゃべれるだけじゃ、外国のお客さまの心は掴めない! インバウンド需要の先にある美容師の未来―SHINKA 代表Ryoさん

インバウンド美容室になるのが目標ではない。業界やスタッフを幸せにしたいんだ!

 

 

実は僕、今月(2018年10月当時)から完全にサロンワークを引退し、経営者として勉強をし直してマネジメントや運営側にまわることに決めたんです。その経営者としての役割の中で、今後インバウンドに対応してかなきゃいけない部分に、SHINKAのノウハウやスキルを生かすことを考えています。例えば、放任外国人が多いホテルや、オリンピックの選手村に美容ブースをつくるなど。現状ではインバウンド対策を進めていると言いつつ、ブランドネームだけで入れてしまい、外国人のお客さまに対応するノウハウがないホテルもあるんです。

 

海外に行き、シドニーから逆輸入して美容室をやっていることは、昔目指していたオンリーワンの存在に近いのかもしれません。けど、そこで満足していてもしょうがない。今の美容業界でSHINKAにできることがあるなら携わり、業界に新しい風を吹かせられるようにしたいんです。今後は、グローバルに活躍できる美容師を育てたり、外国の美容師が日本へ勉強しにきたり、活躍できるような場を作りたいとも思っています。

 

こういう目標を持っているのは、たぶんシドニーでの初出店でいろいろあったから。SHINKAに関わったスタッフたち一人ひとりが「ここで働いていてよかった」と思えるようにすることが、経営者の宿命だと思うんです。

 

会社を強くしようとして、いろんな場所に出店するより、今はシドニーと日本でやることが大切だと思っています。僕はシドニーに16年住んでいるので、シドニーの美容事情や労働法に関してはどの美容室経営者にも負けないくらいわかっています。今は新卒1年目からシドニーでサロンワークができるように、シドニーに社宅を完備するなど生活面をフォローアップしつつ、一人ひとりのキャリアプランを一緒に考えています。

 

ただ、サロンワークをやりながら、SHINKAでやりたいことや経営者としての役割に結果を出すのは難しいこと。今まで以上にきちんと一人ひとりと向き合いたいと思いました。それで、ちゃんと自分も真の経営者としてやっていこうと決意し、今月から経営の責任者としてのスタートを切ったんです。

 

◆◆◆まとめ◆◆◆

英語に対応することはインバウンド対策の必須条件。しかし、外国のお客さまに愛され続けるためには、それ以上のスキルや質、外国のお客さまならではのコミュニケーションが求められているよう。

 

2020年まであと約2年。海外のお客さまの集客を目指すなら、今から行動すべきなのかもしれません。訪日外国人客獲得を考えている美容室は、サービスのクオリティ、そしてどの層に来店してほしいのかプランを見直してみてはいかがでしょうか。

 

プロフィール
SHINKA
代表取締役/Ryo

オーストラリアのシドニーに本店を持つヘアサロン「SHINKA hair design」の代表。専門卒業後、青山の有名店に入社。21歳のときに原宿の美容室の店長に就く。24歳で渡豪し、オーストラリアのヘアサロンの代表に就任。その後、28歳で「SHINKA」を設立。現在は、シドニーに4店舗、東京都内に2店舗のヘアサロンを展開しながら、セミナー講師などとしても活躍中。

http://www.shinka.com.au/

 

 

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