入社2年で月200万達成! はんぺん式の非常識なSNS戦略

Instagramのフィード上位を、人気の作品でかためる

 

 

ホットペッパーに出ている人気スタイルランキングは、1年間通じて上位のものが掲載され続けます。それが集客面で効果を発揮していると聞きました。一方で、Instagramは常に新しい作品が一番上にあります。人気の作品も、時間が経つと下に行ってしまう…。だから、お客さまから支持されているイチ押しの作品を何度もUPして、常に上位にくるようにしたのです。

 

少しでも多くの人に見てもらうために、タグ付けも工夫しています。お客さまがどんな検索で僕の作品にたどり着いたのか教えてもらい、たとえば「♯ハイライト」「♯外国人風カラー」で検索したとき、上位にくるように仕込んでいるんです。

美容師さんの名前やサロンの名前で検索するお客さまは少ないと思います。というのも、有名サロンの名前を知らないお客さまが多いんです。僕たちがどこかに出かけてゴハンを食べるときに、店名で検索せず、エリアや食べたいもので検索するのと同じです。

美容師を続けているとどうしても美容師目線になってしまいます。だからこそ、お客さま目線に立って、タグを研究し、「♯ハイライト」「♯外国人風カラー」などのホットなワードで検索されたとき、自分の作品が出てくると、それが集客につながるんです。

 

売れている人に努力の量で負けたら、一生勝てない

 

 

自分ではまだ納得できていないですが、100万円、200万円と売上を伸ばしてくることができたのは、やはりInstagramのおかげだと思います。今も毎月約60名、新規のお客さまが、Instagram経由できてくださるんですよ。作品のクオリティだけをひたすら上げていた時期は20名くらいだったので、ただ更新するだけではなく、工夫をすれば効果が倍増することを実感しています。

 

おかげさまで、今年の7月にはスタイリストデビューを果たしました。カラーとカットの両方で売上を上げられるようになったのですが、目標の300万円にはまだ届きそうにないので、より一層頑張りたいです。

 

美容師としての経験が少ない僕が、未熟ながらも戦えているのは、SNSがあるおかげだと思います。昔は雑誌に出ないと有名になれませんでしたが、今はエリアもサロンも役職も関係なく、個人でも集客できる時代になりました。便利なSNSも使わなければ意味がありません。「#クボメイク」で有名な久保雄司さんは、どんなに忙しくても1日1回はInstagramを更新しているそうです。売れている人でもそのくらいはやっているのだから、僕がそれよりもやるのが当たり前。これからも目線をつねに上に向けて、ストイックにやっていきたいです。

 

 

プロフィール
ALIVE 
Stylist 中村 雄樹(なかむらゆうき)

埼玉県出身。埼玉県理容美容専門学校卒業後、ALIVE入社。2年目4月にカラーリストデビューを果たし、ハイライトカラーのスペシャリストに。お客さま一人ひとりに合わせたデザイン、薬剤調合で仕上げるオーダーメイドのカラーリングが多くの女性に支持されている。2017年7月にスタイリストデビュー。サロンワークはもちろんメディア掲載も多数。SNS、WEBブランディングセミナー講師も務める。

http://www.alive-hair.com/

 

(取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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