#♡♡♡♡♡♡♡でTOPにでてきた人vol.16 #ウルフヘア NORA小杉拓馬さん

大量生産はカッコ悪い、「消費されない美容師」になるために

 

 

――小杉さんのスタイル写真はよくありがちなお客さまのバックショットではなく、顔が写っていますよね? 顔が写ることを嫌がる方も多いかと思うのですが、どのように信頼関係を築いているのでしょうか?

 

案外普通に「いいですよ」と言ってくれますね。

接客については、実はデビュー当初はコミュニケーションが苦手で……。友達やこうした場で話すのは好きなのですが、お客さまが初めて来店されるときって緊張されているじゃないですか。その状態のお客さまとどう接していいのかわからなかったんです。たぶん、心のどこかで「お客さまも友達みたいに、僕と仲良くしゃべってくれるはず」と甘えていたんだと思います。そんなわけはないんですけど(笑)。

でも、僕はお客さまと仲良くなりたい。これから美容師としてお客さまの一人ひとりに寄り添ったヘアスタイルを作っていくには、人間関係を築いていかないといけないし、それにはコミュニケーションが必須です。

僕は男で体も大きいし、女性のお客さまにとっては威圧感があるはず。だから、せめて笑顔でしゃべるように、今でも努力は続けています。

 

 
 
 
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今回はワイドバングに✂︎ カナさんいつもありがとうございます🙏

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同じウルフでも一人一人に似合ったスタイルを追求することにより、その印象も千差万別。

 

――Instagramを拝見していると、ウルフヘアのバリエーションが多くて驚きます。一つのスタイルがバズったら同じものを求められることも多いと思うのですが、小杉さんの考え方は違うんですね。

 

はい。同じスタイルを作り続けるのって、大量生産という感じがあって、今っぽくないないですよね。それを続けていると、僕もいずれは消費されてしまう。だから、今回は「ウルフヘアの人」として取り上げていただいていますが、それだけにならないように、お客さまのライフスタイルに合わせた提案や似合わせにもすごく力を入れています。本当はカラーもパーマも得意ですよ!

 

――最後に、これからSNSを使って自分をアピールしてきたいという若手美容師さんにメッセージをいただけますか?

 

媚びない!ということですかね。媚びない分、お客さまに来店してもらったときには、技術でお返しができればいいと思いますよ。

 

 

プロフィール
NORA HAIR SALON/トップデザイナー
小杉拓馬(こすぎ たくま)

神奈川県川崎市出身。ハリウッド美容専門学校卒業後、NORAに入社。2016年6月にデビュー。顧客それぞれの雰囲気やライフスタイルに応じて丁寧にスタイルを作り、提供し続けている。
instageram: @cos____

 

(文/須川奈津江・撮影/泉山美代子)

 

 

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