あなたの知らないハイライトテク! 失敗しない、内側からにじむように輝くハイライトカラーの入れ方 —読むレッスン—

簡単すぎる!? ハイライトのぼかしテクニック2パターン

 

ウィービングをとるのが苦手…。短時間で施術したい…。そんな人のために、さらに簡単なテクニックを教えてもらいました。“内側からにじむように輝くハイライト”が、簡単、時短でできちゃいます!

 

テクニック1|ジグザグスライスでウィービングいらず!

 

ジグザグスライスを大きくとり、ハケの使い方をちょっと工夫。髪に塗布する薬剤の量の違いで、中間から毛先にかけて自然なグラデーションをつけられます。

 

1.下の写真のように大きめのジグザグラインでスライスをとる。厚みは2〜3センチと、大胆に。

 

 

 

2.パネルを床と平行に上げ、中間からハイライトの薬剤を塗布。ハケを縦に使い、パネルの山になっている部分をなぞるイメージ。

 

 

 

3.毛先は毛束をまとめてホイルので薬剤を塗布。パネルの裏にも薬剤が行き渡るよう、しっかり塗る。サイド3段、バック4段程度入れるのがおすすめ。

 

 

 

テクニック2|逆毛を使えば繊細なハイライト表現も簡単!

 

パネルに逆毛を立ててからハイライトを塗布するテクニック。逆毛を立てることによって、ハイライトの出始めがぼかされます。細めのハイライトもきれいにぼかせるので、表面にハイライトを入れたいときにもおすすめです。

 

1.ひし形に小さいパネルをとり、毛束を引き出す。

 

 

2.毛束の表面、中間から根元にかけてコームを使って逆毛を立てる。

 

 

 

3.逆毛を立てた中間からハイライトを塗布。ホイルの上でしっかり塗り込む。

 

 

4.毛束が細いとホイルが抜け落ちやすいため、写真のように三角形の形(バタフライチップ)にたたむ。たたんだ最後に毛束の表裏をひっくり返すと、しっかり止まって抜け落ちない。

 

 

 

鉄板テクニックがあれば、自信を持っておすすめできます!

 

 

「インスタグラムなどの写真を見て、そこで使われているテクニックや薬剤を読み解くのはなかなか難しいものです。だからこそ自分なりの鉄板テクニックを持っていることは大切。お客さまに自信を持ってハイライトカラーをおすすめできると思います。陽射しが強くなる夏は、内側からにじむようにハイライトが出るヘアカラーデザインの需要が高まる季節。ホイルワークは難しいと思わずに、まずは簡単テクニックから練習してみるといいと思います」(久分)

 

 

プロフィール
GARDEN Tokyo

代表・カラーディレクター/久分 祐太郎(ひさわけ ゆうたろう)

都内店舗を経て、200坪の大型ヘアサロン「GARDEN」のオープニングに参加。GARDENの旗艦店となる「GARDEN Tokyo」のトップとしてサロンを牽引しながら、GARDEN唯一のカラーリストとして、グループ全体の技術向上に取り組む。技術とトレンドの研究を欠かさず、カラーのスペシャリストとしてカラー剤の開発にも携わる。国内だけにとどまらず海外でもカラー講師として活躍。ヘアデザインを最大限に生かすカラー提案や技術は、お客さまはもちろん、芸能人やモデルなどから絶大な支持を集めている。

 

 

(取材・文 福田真木子  写真/河合信幸)

 

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