【SNSが人生を変えた】新宿発フリーランス美容師・伊東蓮、SNSを武器に月200万円を稼ぐ!24歳、メンズウルフで突き抜ける!
ウルフを押しつけない。「なぜ僕を選んだのか」を聞く
――ウルフを求めて来るお客さまが多いなか、カウンセリングではどんなことを大事にしていますか?
ウルフって、実はすごくデザインの幅が広いんです。顔まわりを長くするか短くするか、襟足のレングスをどう設定するか。それだけでも印象は大きく変わりますし、お客さまの骨格や首の長さによっても似合うバランスは変わってきます。だからこそ、コンプレックスをカバーしながら、その人に合わせてデザインを変えられる。そういう意味でも、ウルフは幅が広く対応できるスタイルだと思っています。
そのうえで、僕が大事にしているのは、自分が思う「ウルフ」を押しつけないことです。「ウルフにしたい」と言って来てくださったとしても、なぜウルフにしたいのか、どんなスタイルのどこが好きなのか、そして何を求めて僕を選んでくれたのか。そこをしっかり聞くようにしています。
――デザイン性に縛られすぎないということですね。
そうですね。たとえば、ウルフにしてみたけど扱いづらかったとか、周りから「似合わない」と言われた経験がある人もいます。そういう場合も、「じゃあウルフをやめましょう」ではなくて、その人の理想を聞いたうえで、似合う別のデザインを提案するようにしています。せっかく僕を選んで来てくださったのに、「ウルフじゃないから」と別のサロンに行ってしまうのは、僕としてもすごく残念なので。ウルフを入口にして、そこから長く担当させてもらえる美容師になりたい。そのためにも、カウンセリングはすごく大事にしています。
髪型だけで「似合う」が決まるわけではないと思っていて。ファッションや性格、普段着ている服、話し方やテンション感まで含めて、その人に似合うデザインが決まると思っています。だから、そういう部分もしっかり見ながら、お客さまがなりたい理想にはきちんと応える。そのバランスを大切にしています。

――SNSでは、自撮りの動画投稿が多いですよね。
SNSで集客して自己ブランディングをしているので、ヘアやファッションも全部、集客につながる可能性があると思っているんです。きっかけは何でもいいと思うんです。だから、自分がどういう髪型をしているかも含めて、「この人みたいになりたい」と思ってもらえるようなブランディングは意識しています。たまにコメント欄で「どこで買ったんですか?」とか、「どこでやってるんですか?」と聞かれたりします。さすがに全部に答えるわけではないですけど(笑)。
「ありきたな人になりたくない」という思いもあります。「誰かと被りたくない」というより、「どこかの方向では突出していたい」という気持ちですね。美容師として有名になりたいし、おしゃれの面でも「この人は違う」と思ってもらえるようにはしたいですね。

SNSは「バズらせるため」ではなく、自分の可能性を広げるため
――今後やってみたいことはありますか?
今は、自分の商品をつくってみたいという憧れがあります。ヘアケアアイテムとかスキンケアとか、美容に関係するもの。自分が「こういうものが欲しい」と思うものを、自分のこだわりでつくってみたいです。
フリーランスだからこそ、時間やお金の使い方も自分で決められるので、そういうことにも挑戦できると思っています。まだ実際には動いていないんですが、ずっとやりたいとは考えていて。そろそろ動き始めようかな、という感じです。
出店にも興味はありますが、今はまだそこに集中するタイミングではないかなと思っています。フリーランスになってから、同業の美容師さんとの関わりがすごく増えました。そういう人たちとの出会いの中で、「こういうことをやりたい」と思うものが出てきたら、そのご縁を大切にしていきたい。今はまず、自分自身が美容師として、目の前のお客さまに満足していただけるように集中したいです。

――振り返ると、SNSを始めたことがキャリアの大きな転機になっているということですね。
最初は本当に、「売れっ子になりたい」という気持ちだけでした。学生時代は人前に出るのも恥ずかしかった自分が、毎日投稿して、反応を見て、勉強して。それを続けていったら、アシスタント時代に6万人近くまでフォロワーが増えて、そこからお客さまが来てくれるようになった。
そして今は、SNSをきっかけに、フリーランスとして仕事ができています。最初から大きな計画があったわけではないんです。やってみて、反応を見て、また変える。その繰り返しでした。でも、やらなかったら、普通に美容師をやって終わっていたと思います。自分の中では、SNSを頑張ったことが、今の自分につながる一番大きなきっかけだったと思っています。
SNSは、ただフォロワーを増やすためのものではなく、自分の可能性を広げてくれるものだった。これから先、SNSを使って何ができるのか、自分自身がどこまで行けるのか。まだまだ試していきたいと思っています。

- プロフィール
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伊東蓮 いとう・れん
24歳。フリーランス美容師。埼玉県出身。早稲田美容専門学校卒業。高校時代から通っていた大手メンズサロンに入社し、大宮店に勤務。23歳でスタイリストデビューを果たし、デビュー10カ月目にフリーランスへの転向を決意。2025年6月、新宿を拠点にフリーランス美容師として活動をスタート。メンズウルフを軸にしたヘアデザインと、自身のキャラクターを生かしたSNS発信で支持を集め、フリーランス初月から売上173万円を達成。現在は月200万円超、最高売上235万円を記録。現在SNS総フォロワー15万人超。
Instagram:@_itoren___
(文/石田雅子 撮影/松林真幸 MIKAN inc)