キックボクシングを美容室のメニューに!? セミプロ級選手でリングにも立ったLa Virtue増田祐太さんに聞いた!

近所のジムが実はプロが多数在籍する名門だった

 

 

編集部:セミプロ級ということは本格的なジムに通っているんですか?

 

増田:家から近くて通いやすいという理由で三田のジムを選んだのですが、偶然にもそこにはムエタイの元世界チャンピオンがジムの会長で、プロ選手が10人以上在籍するグループジムだったんです。

そんな中で自分もプロ選手と一緒に練習させてもらいキックボクシングを始めてから1年9カ月経った先日、ついに35歳以上のセミプロの大会に出場しました。ONE OK ROCKの完全感覚Dreamerを入場曲にして、4、500人くらい観客が入る会場のリングに上がったんです。サロンのお客様やジムの会員さんなど沢山の方が応援に駆けつけてくださって勝つ気持ちしかなかったです。。

 

 

編集部:すごい!プロと一緒じゃないですか。エクササイズ感覚で始めたのに、なぜそんなにハマったのでしょうか?

 

増田:好きなことはガーっと入り込むタイプなんですよね。美容でも、完全会員制のサロンをつくったり、オリジナルのヘアケア商品をつくったり、SABFAで学んでヘアメイクアップアーティストになり、東京2020パラリンピック開会式のヘアメイクチームに入れてもらったりしてきたんです。

 

キックボクシングもそれと同じですね。やればやるほど上手くなるから、もっと!もっと!と物足りなくなってくるんです。週2で始めて、いつの間にか週3になり、気づけば週5になってました。

休日には13kmの早朝のロードワークを始めました。試合に出ることが決まってからは、真夏にサウナスーツを着てダッシュしていました。早朝の仕事前に麻布十番のサロンから六本木までの坂を 300m×10本ダッシュが日課です。それから仕事して夜はジムで練習を続けていました。朝7時30分から夜22時までギッチリのスケジュールですね。

 

 

編集部:完全に趣味の域を超えていますね。

 

増田:負けず嫌いなので、勝ち負けがあるものは絶対勝ちたいんです。

 

トレーニングしていると体も変わるし、動きも変わるし、練習のマススパーでも勝てるようになりました。

 

試合中の駆け引きも面白いんです。ジャブやストレートのフェイントで相手のガードをおろして、がら空きの所にストレートやフックを打つとか、いろいろ考えながらやっているんです。

 

美容と一緒で、できなかったことができるようになる喜びもあります。シャンプー試験に合格したらお客さまにも入れるみたいな感じで、自分が成長している実感がとても心地いいんです。

 

 

>試合前の減量中に本気で思う「このまま続けたら死ぬかも」

 

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