美容師は医師やパイロットと並ぶ専門職だと思う -広告代理店営業と美容師の関係-

写真1

 

全国展開する総合広告代理店DACグループ。今回は、その中核企業の一つである株式会社ピーアール・デイリーで、メーカーやデザイン会社などさまざまなクライアントを抱え、営業している野田麻矢(のだまや)さんの髪事情を探りました。

 


 

勝負のプレゼンではアイライナーを強めに

 

写真2

 

大学を卒業してから広告営業ひとすじで、今年で12年目になります。クライアントは一部上場企業から中小企業までさまざま。業界もメーカーや内装デザイン会社など多岐にわたります。

 

今でこそ楽しみながら仕事をしていますが、昔はうまくいかなくて苦労した時期もありました。きっと美容師さんの世界も同じだと思いますが、仕事をビジネスと割り切って、数字だけを追いかけていると、お客さまの心は離れていってしまうものです。私はお客さまからそのことをご指摘いただき、営業スタンスを変えました。

 

広告枠を売ることを目的にするのではなく、広告を使っていかにお客さまの課題を解決するのか親身になって考えます。その積み重ねによって、「切っても切れない関係性」を作っていくのです。日ごろの感謝の気持ちを直筆のカードで届けるとか、お客さまの小さな変化をキャッチしてすかさず褒めるとか、自分なりの工夫もしていますね。

 

「ここが勝負!」というときは、自分の想いをアイライナーにのせて目ヂカラアップを狙うことも。それで「このプランがいいと思いませんか!?」とグイッと迫ると、お客さまも「おお! なんだか今日は雰囲気違うね。任せてみるよ」という話になることもあります。ちょっとした演出が最後の一押しになることがあるんです。

 

本当にまんまるな顔のカタチが悩み

 

写真3

 

ファッション系やデザイン系の企業に訪問するときには、それなりにトレンドをおさえたファッションでのぞみます。一部上場企業や老舗企業の商談では、ややシックにして、信頼される身だしなみを心がけていますね。次の日の訪問予定を見ながら、服装や髪型を選んでいるんです。

 

私は丸顔ですし、いじられキャラなので、バランスをとるためにキリッとした雰囲気を出していきたいなと思っています。でも、本当にまんまると言っていいくらいのカタチなので、どうしてもふわっとした感じになってしまうんですよね。それがすごく悩みで。

 

これまでは、丸顔を隠すために髪の毛を長くしてきたのですが、最近バッサリ切ってもらったんです。短くしたら丸顔が余計に目立つ心配もあったのですが、それよりも変化を楽しみたかったんですよね。今、担当していただいている美容師さんを信頼しているからこそできた髪型と言えるかもしれません。

 

写真4

 

お任せしているのは、「Unknown」というサロンに勤めている茂木さん。以前は男性の美容師さんだと緊張してしまって、うまく要望を伝えられないことが多かったのですが、茂木さんはしっかりとカウンセリングして、いつも期待以上の髪型に仕上げてくれます。お店は亀戸にあって、私の自宅は横浜市内にあるので、片道1時間半くらいかけて通っているのですが、それも苦になりません。

 

>苦手だった美容室が好きになったワケは?

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング