人は一度いいものを知ってしまったら、昔には戻れない -バリスタと美容師の関係-

お店で出す飲み物にもこだわってくれたらうれしい

 

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カット中は、美容師さんの手元を眺めるのが好きです。素敵な髪型というゴールに向かって、ハサミを動かしていく…その工程や手際がすごくいいですね。僕もコーヒーをつくる立場なので、技術を持った美容師さんを心からリスペクトしています。

 

あと、美容室にいる間はひたすら話していますね。10年も通っているから、サロン内の全員と知り合いなんです。実は昨日も行ったばかりなんですが、ちょうど新しいスタッフさんが入ったところだったので、その方といろいろ話していました。とても楽しい時間でした。こんな感じで、僕は美容室という空間が好きです。

 

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どこの美容室でも、必ずといっていいほど飲み物を出してくれますよね。でも、シングルオリジンコーヒーを出しているところはまだ少ないんじゃないでしょうか。

 

「THE ROASTERY」でコーヒー豆をまとめ買いしてくださるお客さまも多いので、ひょっとすると、原宿界隈にはもうシングルオリジンを使っていらっしゃるお店もあるのかもしれません。こだわりの詰まった美容室にピッタリだと思います。

 

美容師とバリスタ、立場は違いますが、お客さまに上質な時間を提供したいという気持ちはきっと同じはず。お互い「もう昔にはもどれない」と思っていただけるような最高のものを提供していけたら素敵ですね。

 

♦♦♦美容師への応援メッセージ♦♦♦

 

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仕事で疲れて一服したいときはぜひ、おいしいコーヒーを飲みにきてください。コーヒーの好みは人によって違うと思うので、バリスタに相談してみることをおすすめしたいです。僕だったら、お話をしながら、「爽やかなホンジュラスのコーヒーはいかがですか?」という具合にピッタリの一杯を淹れますよ。そして、その一杯が、美容師さんの活力になれば最高です!

 

 

プロフィール
佐藤 公倫(さとう こうりん)
株式会社NOZY珈琲 バリスタ
http://www.nozycoffee.jp/index2.php
https://www.tysons.jp/roastery/

青森県出身。大学卒業後、大手のコーヒーショップで約2年勤務。カフェに転職し、バリスタとしてのキャリアをスタートさせる。現在は「NOZY COFFEE」「THE ROASTERY」で活躍中。「ジャパンラテアートチャンピオンシップ」と「ジャパンブリュワーズカップ」のファイナリストの実績を持つ。

 

( 取材・文/外山  武史  撮影/菊池 麻美)

 

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