バズる料理研究家から美容師へ提言! お仕事は「誰かのため」から生まれる

 

好きな食べ物にかけるだけでおいしい「かけるアヒージョ」や手軽だけど激ウマおつまみになる「めんつゆ漬けモッツアレラ」などのレシピで日々話題を作っている「バズるレシピを作る料理研究家」こと河瀬璃菜(かわせりな)さん。『ニノさん』(日テレ系)や『お願いランキング』(テレ朝系)などにも出演し、ネットだけではなくお茶の間でもファンを増やしています。今回はそんな彼女に、美容へのこだわりや、自作コンテンツでバズるためのヒントを聞きました。

 


 

オオグソクムシのケータリング

 

今でこそレシピ本を出したり、テレビに出演させていただいたりしていますが、最初のころは「何でもやろう精神」で、「虫の食レポ」も挑戦したことがあります(笑)まあ、いまでも何でもやろうという精神は変わってはいないのですが。

そうすると、「虫を食べられるならオオグソクムシのケータリングもできるのでは?」とクライアントさんに言われ、40匹の冷凍オオグソクムシがオフィスに届いたことも…。

 

オオグソクムシって見た目はグロテスクですが、味はエビに似ているし、いい出汁が出るんです。だから出汁として使うと美味しいとは思いましたが、せっかくのグロテスクな見た目を活かさないと勿体ないということで、エビチリみたいな料理にして出しました。無茶な依頼でしたが、会場でもみなさまに喜んでいただきました。

 

 

2017年は、「かけるアヒージョ」や「めんつゆ漬けモッツアレラ」「残業メシ」などのレシピがバズりました。アヒージョって結構手間がかかる料理なんですが、ソースとしてかけるだけなら簡単だし、バゲットやカツオのたたきにのせて食べるとすごくおいしいんです。「めんつゆ漬けモッツアレラ」は、めんつゆにモッツアレラを漬けるだけですが、そのギャップや簡単さから話題になりましたね!これがいい感じのお酒のおつまみにもなるんですよ。

 

レシピ開発だけではなく3月にリリースした「パクチー醬油」という商品のように商品レシピは私が作って、商品コンセプトやデザインなどはチームで作ってなとどいうこともあります。肩書きは料理家ですが、企画やコンセプトを考えたり、料理写真を撮影したり、SNSの使い方のアドバイザーをしたりと、クライアントさんの欲しい結果に合わせて、こちらからどんどん提案をします。そんな感じなので、クライアントさんからは「何か新しいことしたいんだけど」という、すごくざっくりとした相談をいただくことが多いです(笑)。

 

レシピで誰かの悩みを解決したい

 

 

私が料理の道に進んだのは母の影響です。両親は共働きだったのですが、母はどんなに忙しくても手作りのおいしい料理を作ってくれました。人をもてなすのが大好きで、毎日のように誰かがご飯を食べにきていましたね。ちなみに、今でも私の友達が実家で母の手料理を食べてたりすることがあって、東京にいる私がFacebookでそのことを知るみたいな、そんなちょっとおかしなこともあります(笑)。

 

高校時代の昼食はお弁当だったのですが、そのときに驚いたのが、友達に好きなおかずを聞くと、冷凍食品の商品名で答える子が結構いたこと。いつも手作りのおかずを食べられる自分はとても恵まれているんだな、と思いました。そのころから食に興味がわき、当時付き合っていた彼氏にお弁当を作ってあげたり、お菓子をつくってあげたりなど、「誰かのための料理」をするようになりました。

 

仕事をしているときにいつも考えているのは、レシピを通じて誰かの悩みを解決したい、誰かの役に立ちたいということ。たとえば旦那さんがメタボに悩んでいるご家庭向きの料理とか、忙しい仕事をしている人も簡単に作れる料理とか…ほかにも、子供のためのキャラ弁や、介護用の食事など。自分のライフステージがあがるにつれて解決できる悩みや役に立てることが増えていくので、これから歳を重ねていくのが楽しみだなと思っています。

 

 

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