“近いから”だけじゃない! ショートが似合う清澄白河の菓子作家がご近所サロンに通う理由

2018.06.27


清澄白河の「HARMAS GALLERY(アルマスギャラリー)」という現代アートギャラリーのなかに、「PARLOUR HARMAS(パーラーアルマス)」という小さな焼菓子屋さんがあります。オーナーはショートヘアが印象的な菓子作家の八木美和子(やぎみわこ)さんです。今回は八木さんに、菓子作家という仕事のおもしろさと、素敵なショートヘアの秘密についてうかがいました。

 



コピーライター時代の癒しだったお菓子作りが本業に

 

菓子作家になる前は、広告制作会社でコピーライターをしていました。クライアントが伝えたいことや商品の魅力を、ユーザーに伝わりやすい表現に落とし込み、しっかりと届けることがコピーライターの仕事です。案件が立て込むと、残業で帰宅が遅くなることもありました。そのとき、私の癒しになっていたのがお菓子をつくること。おいしい食材に出会ったら、「これをお菓子につかったらおもしろそう」などとイメージを膨らませていました。

お菓子づくりは、自分のアイディアがかたちになりますし、お菓子を食べる人の喜ぶ表情も間近に見ることができます。コピーライターは、クライアントの代わりに言葉を選び、人の心を動かす、奥が深い仕事です。ただし、正解はないので、いつまでもゴールにたどり着かないこともあります。そんなエンドレスに続く仕事に比べると、お菓子作りは、混ぜたり、捏ねたり、焼いたりしていたら、必ず完成します。しかもそれがおいしく食べられる…!いつしかそんな魅力にとりつかれてしまいました。

 

やがて私は会社を辞め、カフェで経験を積み、今のお店を開きました。

 

 

この仕事の楽しいところは、素材を自由に組み合わせてオリジナルのお菓子を生み出せるところ。今だと、甘夏マーマレードのパウンドケーキ、レモンのクッキー、ピスタチオの黒糖クッキー…などを店頭に並べています。意外性のある素材の組み合わせでいくと、インドの飲み物のチャイなどにつかわれているカルダモンというスパイスは、ラズベリーやレモンなどのフルーツとすごく合うんですよ。レモンとカルダモンをつかったビスケットなどはお客さまにとっても好評です。


旬のフルーツを見つけると、「早くつくらなきゃ!」と焦る

 

 

季節のフルーツをお菓子に取り入れるのも楽しみのひとつ。たとえば、八百屋さんに旬の時期が短いあんずが並んだら「あんずの季節がきた!早く使わなきゃ」って少し焦ってしまいます(笑)。フルーツは知り合いの農家さんから旬のものを仕入れることもありますし、夫と娘と一緒に長野のラズベリー畑におじゃまして自分たちで摘む、なんてこともあります。

 

 

店頭販売が中心ですが、近隣のショップなどから「展示会のお土産になるようなお菓子をお願いします」とか「出張カフェをお願いしたいです」などと相談を受けることも。イベントのテーマをお聞きして、そのテーマに合わせたお菓子をご用意することもあります。たとえば、テーマが「山」だったとしたら、木の実をつかって、色やカタチから山がイメージできる焼き菓子をつくったり、もしくはテーマが「白」だったらお菓子の上からココナッツの粉や粉糖を少しだけまぶしたり…という具合です。テーマや要望に合わせてつくるという点では、美容師さんの仕事と通じるところもあるのかもしれません。

お菓子づくりには情熱があるものの、自分自身のことはわりと無頓着で…(笑)ヘアスタイルはここ10年くらいずっと耳が出る長さのショート。昔は伸ばしていたこともあったのですが、一度短くしたら、髪が邪魔になることもないし、乾かすのもラクだし、すがすがしい気持ちになって長い髪には戻れなくなってしまいました。

 

>ご近所サロンならではのメリットとは?

 

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