「洗濯ブラザーズ」の知恵を借りれば、洗濯はきっと美容師の武器になる!

ヘアサロンでマスクの洗い方をレクチャーすることも

 

 

洗濯ブラザーズはすでに美容師さんとつながりがあって、GARDEN Tokyoさんや名古屋のBRANCHÉさんなどに洗濯ブラザーズの商品を置かせていただいています。薬剤が服について取れないとか、洗濯に関する悩みや疑問をお持ちなので、勉強会をすることもあるんですよ。できるだけタイムリーなネタを提供したいと思っているので、この前はマスクの洗い方をレクチャーしました。

 

マスクって何も考えずに洗濯機で洗ってしまうと形が崩れてしまうんですよね。女性はリップを塗るので、内側のリップの落とし方だったり、あとは鼻の部分につきやすい皮脂の落とし方だったり…そういう話は美容師さんはもちろん、お客さまにとってもお役立ち情報になるはずです。

 

洗濯ブラザーズさんの著書は11版になるなど大反響

 

ちなみに、布マスク洗いの基本は手洗いです。洗面器やバケツなどに水を入れて、中性洗剤を溶かして、そこにマスクを入れます。3分間くらい馴染ませた後に汚れを浮かせて、あとはマスクを水に沈めて、引き上げるのを繰り返します。その後、マスクを洗濯ネットに入れてしっかりと口を結び、動かない状態にした後、1分間洗濯機で脱水。きれいな水で洗剤を落とした後、もう一度洗濯ネットに入れて脱水し、きれいな水で濯ぎます。干すときは、耳の紐ではなく本体を洗濯バサミで止めて、重さを分散するように意識して部屋干しします。素材によって洗い方も異なりますし、とても話しきれないので、興味がある方はPOP UPイベントやセミナーなどに遊びにきてください。

 

日本は洗濯する環境として恵まれすぎていた!?

 

 

昔から洗濯は当たり前に行われていることなのに、どうして洗濯ブラザーズのやり方が注目されているのか。それは多分、日本のお水の性質が関係していると思っています。軟水は洗濯に向いているので、水をたくさん使って洗えば、洗剤が少なくても汚れを落とすことができてしまうんです。だから、洗濯機の中に入れて、洗剤で洗えばキレイになるんでしょ? っていう感覚の人が多いんじゃないでしょうか。

 

 

では海外の人たちはどうかというと、硬水の地域も多いので洗濯に対する意識が違うんですよね。地域、地域にあった洗い方をしないとキレイにならないんです。だから、洋服の素材もしっかりチェックするし、洗剤の裏面ラベルの内容をしっかりと確認しています。たっぷり水を使って洗っても硬水だと汚れが落ちないこともあるので、柔軟剤の香りで少し誤魔化している部分もあるだと思います。だから、海外の硬水環境下で処方を組んだ洗濯用洗剤を日本に持ってきても同じパフォーマンスを出せないし、むしろ逆効果というケースもあると思います。

 

これは美容師さんに聞いた話なのですが、ニューヨークと東京ではシャンプーの仕方も違うそうですね。きっと水の違いが影響しているのではないでしょうか。海外で使われているシャンプーや整髪料が日本に合うとは限らないのと同じで、日本と海外の洗濯も分けて考えたほうがいいんですよ。

 

>洗濯の知識が増えれば、ファッションの幅も広がる

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