PEEK-A-BOO大川侑世が行き着いたホワイトブロンド。王道カットサロンの新時代突入か!? 屋台骨を支えるクリエイティブなデザイン力

 

インスタ集客に成功し、社内でブリーチデザインの講習も担当



インスタの投稿写真は、基本的に一眼レフのカメラで撮っています。最初にバズった写真を1ヵ月に3回投稿していたら、「カットだけお願いします」という子も連鎖して来てくれるようになり、そこから似たような写真を撮って投稿したら、また伸びて…という感じでフォロワー数もお客さまも増えていきました。お客さまの年齢層は19歳〜25歳が多いですが、40代、50代の方もハイトーンをしに来てくださいますよ。お客さまには本当に感謝しかないですね。ありがたいです。


 

僕はいつも1枠で施術しているんですけど、毎日ずっとブリーチばかりしているので「あいつは何だ」という感じで、社内がざわつくようになったんですね。PEEK-A-BOOはカットサロンなので、セット面でやるのはほぼカットだから、ブリーチ施術をやっていると目につくんだと思うんです。僕がいる原宿店は、アートディレクターの伊東秀彦をはじめ、経験豊富な先輩スタイリストがすぐ隣のセットでサロンワークしていたり。諸先輩方に比べると僕のカットはまだまだですが、ブリーチなら社内でも役に立てるかなと思えるようになったので、去年からブリーチの社内講習を担当するようになりました。全店舗まとめて教えているんですけど、これからも随時情報をアップデートしてみんなに共有していきたいなと思っています。

 

これから挑戦したいことは山ほどあるので、目標もいろいろありますが、直近だとヘアコンテストでの優勝ですね。コンテストは写真投稿の延長線上で「出してみよう」という感じになって、デビューした一昨年から参加するようになりました。これまで入賞もしましたし、先日は決勝までいったので青森から開催場所の福岡に母を呼びましたが、残念ながら優勝には及ばなくて。なので、次のコンテストでは優勝を狙いたいなと思っています。



それから、来年の春に原宿にできる商業施設「ハラカド」1階に、『PEEK-A-BOO』の新店舗ができます。僕はそこに移るので、それも今から楽しみにしているんですよ。僕は美容以外の分野も好きなので、商業施設に入ることで異業界の方との交流が増えれば、人生がさらに楽しくなりそうだなと思っていて。”楽しむこと“は僕にとって重要な価値観なので、後輩たちも楽しく働いてほしいと願っていますね。うちは年齢層が厚い会社なので上下関係はしっかりありますが、みんなが楽しく働ける雰囲気づくりも大事にしていきたいです。

 

プロフィール
大川 侑世(おおかわゆうせい)
『PEEK-A-BOO原宿』スタイリスト
1995年、青森県生まれ。仙台の美容専門学校を卒業後、新卒でPEEK-A-BOOに入社。撮影と練習に注力し、5年目の2020年にデビュー。オンラインサロンで自発的にブリーチデザインを学び、ショート・ボブのハイトーンをSNSで発信して集客に成功。カット&ブリーチカラーのメニューで人気を呼び、昨年から社内でカラー講習も担当。ヘアコンテスト受賞歴多数。
Instagram:@yusei00kawa

 

(文/織田みゆき photo/松林真幸)

 

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