【男髪の新解釈】大人男性をこなれパーマでアップデート!小林裕司さん(at’LAV by Belle)が教えてくれる原宿発リアルトレンド

 

 

一口に「メンズヘア」と言っても、世代ごとにトレンドやニーズは全然違う!? 社会に出たばかりで見た目を気にする世代、結婚して家庭を持ち始める世代など、男性のライフステージの変化を踏まえれば世代別トレンドニーズが丸わかり! そこで今回、大人世代に向けたメンズパーマ「ロシパーマ」を打ち出し、メンズヘアシーンを先導してきた『at’LAV by Belle』の小林裕司(こばやしひろし)さんにリアルトレンドについてインタビュー。新しい視点で、メンズヘアトレンドを解明していきましょう!

 


 

女性向けサロンがメンズ来店率95%のサロンへと変貌

 

 

僕がメンズにシフトしたのは、約6年前です。会社の合併を機に、改めて顧客ターゲットを考えた時、時代的にもメンズヘアの需要もあって。それにスタッフにメンズが得意な人がいなかったんですよね。代表からも後押しがあって、「じゃあ思いきり振り切ってみましょうか」ということで、完全にシフトしました。それまでは女性のお客さんが圧倒的に多くて、サロンも女性客向けだったんです。だから可愛らしい内装になっているんですけど(笑)、今は男性客が95%。なので、壁もメンズっぽくモルタルに変えたりしたんですよ。

 

もともと外国人ヘアのカッコよさにずっと注目していて、ヴィンセント・ギャロの質感がすごく好きで。パーマを研究し始めたのも、その質感に近づけるためだったんです。当初は女性に向けたパーマだったんですけど、メンズにウケたから振っていきました。男性も髪にコンプレックスを持っている人が多いので、それを解消できるようなスタイル作りを目指しています。

 

メンズヘアにシフトしてから、1年半でかなり成果が見えてきましたね。当時はメンズヘアのバリエーションというと、ウルフや束感くらいしか一般的に認知されていなかったですけど、パーマのニーズはあったんだと思います。単純にやっている美容師さんが少なかったんでしょうね。将来的にメンズをやりたいという人も、あの頃はほとんどいなかったですから。

 

 

今はメンズヘアの可能性をめちゃくちゃ感じています。認知が進んで、男性のおしゃれ意識が成長したんだと思いますよ。あとは、ジェンダーレスの流れもありますよね。女性に支持されるビジュアルも変わってきて、男らしいスタイルが好まれていた時代から、韓流などの影響で境界線が曖昧になって。韓流は、いつの間にか男から見てもカッコいいスタイルになりましたよね。最近はメイクをする男性も増えたし、ファッションや美容では女性の方が圧倒的に先輩なので、女性の意見を参考にしているのも感じます。

 

ロシパーマ」を作るのは、“毛先に頼らないカット”

 

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