【美容師のハサミ】売れるショートはどう切る?山田信夫(AFLOAT RUVUA)編/ハサミとレザーの二刀流で柔らかく!

 

美容師の仕事に欠かせないツール、ハサミ。美容師で動画クリエイターのトカジショウタさんがナビゲーターとなって、美容師の目線でハサミを取材しています。第3回目の本企画に登場してくれたのは、ショートでその名をしられた山田信夫さん(AFLOAT)です。

 

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柔らかい質感作りにマスト。デビュー当時からのハサミを用途に合わせて研ぎ分ける

 

 

山田さんが勤務しているAFLOAT RUVUAは、新宿駅の目の前のビルの中。ナビゲーターのトカジさんがその階に到着すると、白シャツに身を包んだ山田さんが待ち構えていました。さっそく店内を案内してくれることに。

 

 

トカジ:うわー、広いんですね。しかも自然光たっぷりで撮影しやすそう。この壁、有名ですよね。AFLOATのスタッフのみなさんがこの壁でヘア撮影しているのを見ていますよ。カラー専用のブースもあったりして、作業動線がしっかり考えられたレイアウトになっているんですね!

 

(中略)

 

さて今日は山田さんのハサミを見せてもらいに来ました。あれだけショートで人気を集めている山田さんがどんなハサミを使っていて、どんなふうにカットしているのか知りたくて。そう言えばレザーも使われているんですよね?

 

 

山田:基本、ベースは全部レザーで切って、ハサミは質感調整をするために使っています。それが自分のカットスタイルです。ちなみに使っているハサミはデビュー当時から使っているこの2本です。実はこの2本、トラックスのもので、スタイリストデビューの頃からずっと変わらず持っているんです。しかも2本とも、全く同じ型番なんです!

 

トカジ:えっ? 同じハサミですか? 面白いですね!

 

山田:同じハサミですけど、それぞれ研ぎ方を変えているので、僕にとっては全く別物のハサミ。使用用途も全く違います。片方はウエット用にデザインを切っていく時に使います。もう片方は滑りやすいように研いでもらっていて、前髪、顔まわりとかスライドカットなどに使っています。それが繊細な質感や、柔らかさを演出する決め手になっていますね。ハサミ選びのために色々試したんですが、僕の中ではこのハサミが一番よかったんで。

 

 

トカジ:でも全く同じハサミがあると、間違えませんか? シザーズケースの中で取り間違いがありそうですけど。

 

山田:それがですね。実はハサミにダイヤがついているんです。それぞれのハサミで微妙にダイヤの色を変えていて、上から見た時に判別できるようになっているので、間違える心配は全くありません。

 

トカジ:すごっ!! それは山田さんのアイデアなんですか?

 

山田:いえ。(一瞬、間を置いて)ハサミ屋さんのアイデアです(苦笑) 「間違えませんか? 石つけますか?」と聞かれて、「ハイつけます。お願いします」と伝えただけ。

 

>続いてはセニングをご紹介

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