Z世代のスター発掘! “媚びないHair design”を武器に、女性の思い描くかわいいスタイルを貫き通すSOL.の杉本伊吹(すぎもと いぶき)さん

 

 

SNSでの競争がどんどん激しくなっている近年。デジタルネイティブ世代の若手美容師たちは、どんな武器を持って激しい競争の中を勝ち抜いているのでしょうか?

今年1月に原宿にオープンしたSOL.JINGUMAEのトップスタイリスト・杉本伊吹さん。クオリティの高いハイトーンとライン感のあるスタイルが人気で、ご自身もアイコン的な支持を集めています。

そんな伊吹さんのセルフブランディングについて伺いました。

 


 

自分の思う“かわいい”を崩したくないから、SNSは見すぎない

 

 

私は今24歳でスタイリストとしては2年目なのですが、今のお店は4つ目になるんです。その中で、今の自分が打ち出しているスタイルの土台を作ったのが、約2年をアシスタントとして過ごした2つ目のお店での経験だと思います。

どちらかというと厳しいお店で、フリースタイルで作品作りをすることも多かったのでモデハンもたくさんしましたし、SNSについては、ついていた先輩スタイリストさんから「毎日必ず1投稿すること」と言われていたため、熱が出ても胃腸炎になっても欠かさずやっていました。

 

「もう辞めたい」と思ったこともありましたが、だんだん自分に髪を任せてくれるモデルさんやお客さまが増えてくると、自分が誰かに求められている実感が湧いてきて、楽しさと嬉しさを味わえるようになってきたんです。

お客さまは良い方ばかりだし、そんなお客さまと楽しくお話ししながらかわいくして、それを喜んでもらえるなんて、そんな仕事はやっぱりほかにないな、と思います。

 

 

負けず嫌いに思われることも多いのですが、私は人と比べられることが苦手で、学生時代もコンテストなどには参加していませんでした。それは今も続いていて、同世代でどんなにすごい人がいても「すごいなぁ」とは感じますが、比べることはしません。

SNSも同じで、他の美容師さんの投稿を見すぎると、それに影響を受けてしまって自分が好きなもの、かわいいと思っているものがブレてしまうので、あまり見ないようにしています。

でも、自分が好きなものを追求したり発信したりし続けていると、自然と同じようなものが好きな人が周りに集まってくるので、そこで新しい情報を教えてもらうことができるようになるんですよね。だから、私の場合は、SNSは自分が発信するのと、流行を知るのに使うくらいですね。

 

 

Instagramでもっとも反響があったのが、去年の夏に投稿した自分のミントグリーンのヘアスタイルです。そのときはミントグリーンとカラーマスカラが流行っていたので、「いいかも」と思ってたまたまその組み合わせで自分を撮って投稿したのですが、これをきっかけに2000人弱だったフォロワー数が6000人くらいまで伸びて、他のスタイル投稿もよく見てもらえるようになりました。

 

1800件以上のいいねがついたミントグリーン×カラーマスカラの投稿

 

>一人ひとりのお客さまにじっくり向き合ったサロンワークがしたい

 

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