選ばれしスペシャリストが集まる『THE SOLOIST』。シナジーを生み出すフリーランスの働き方とは!?

 

 

渋谷に新たなサロン『THE SOLOIST(ザ ソリスト)』が今年の5月にオープンしました。現在はそれぞれ個性の異なる3名のフリーランス美容師が在籍するシェアサロンの形を取っていますが、従来のシェアサロンとは趣が異なる模様です。

これまでのシェアサロンとTHE SOLOISTはどのように異なるのか? THE SOLOISTだからこそ生み出せるシナジーはどのようなものなのか? 仕掛け人のみやちのりよしさんと参加中の3名のメンバーに詳しく話していただきました。

 


 

ソロにもなれるしオーケストラにもなれる、それがTHE SOLOIST

 

――THE SOLOIST設立は、どれくらいの時期から考えていたのでしょうか?

 

 

みやち 頭の中にあったのは1年ほど前からですね。僕自身はフリーランスというのは「働きやすい環境なんだろうな」としか考えていなかったのですが、フリーランスの美容師さん数名から、場所やタイミングによっては色々と折り合いをつけるのが難しく、フリーランスになったことを後悔しているという話を聞くことが何回かあったんです。

その話を聞いたときは、「とはいえ、自分にできることは何もないよなぁ」と考えていたのですが、ふと、「いや、やればできるかも! やりたい!」と思いついた瞬間があって。それが、THE SOLOISTというプロジェクトでした。ターゲットは高い技術を持ち、独立してはいるものの、まだ世間的に知られていないし、発展途上の美容師たち。そんな美容師が集まって、共に仕事をすることでシナジーを生み出す。そうして個々の力を強めて大きく羽ばたいてほしいと思っています。もちろんフリーランスではあるので、個人の夢や目標に合わせて出入りは自由です。フリーランスの美容師さんを音楽用語のソリスト(単独の演奏者や歌唱者のこと)に例えて、彼らが集まったらオーケストラになるという箱をイメージしました。

 

――現在、メンバーは3名ですが、どのような経緯で集まった美容師さんたちなのでしょうか?

 

左からAKIHIROさん、YUTA ARITAさん、FUGAさん、みやちさん

 

みやち もっとも若手のフウガくんは、彼がデザインカラーを推しているというのもあり、僕のセミナーのときに、「みやちさんと話したい」と言ってくれたので、結構熱い話をしたことがあったんです。それ以降、陰ながら応援していたのですが、フリーランスになったことを知って。

 

 

フウガ 僕は新卒で働いていたサロンではスキルを認められてアシスタント期間なしで異例のデビューをして、その後、デザイン系のサロンのオープニングメンバーに参加しました。その後、ちょうど今年の2月からシェアサロンでフリーランス美容師として働いていたんです。そのタイミングでみやちさんから連絡をいただきました。話を聞いたところ、「面白そう!」と思って参加を決めました。

美容師をするからにはシナジーを生み出せる場所で働きたいと考えていたものの、フリーランスという働き方ではそれは難しいのかも、と諦めかけていたところだったので、ものすごく好奇心が湧きました。加えて、ゆくゆくは美容学生やアシスタントに向けての教育事業をやりたいので、知名度を上げるのにも役立つかも、と。

 

みやち アキヒロくんは、メーカーの方からの紹介で知り合って、彼の得意技術である髪質改善の技術の勉強を一緒にしていたんですよ。ものすごい技術を持っているにもかかわらず、あまり認知されている様子がなかったので、「これはもったいない!」と声をかけたのですが、二つ返事で快諾してくれて驚きました(笑)。

 

 

アキヒロ 誘われた瞬間に「やります」と言いましたね(笑)。髪質改善ってあまり爆発的な流行にならないけど、生涯顧客という部分では良いのかな、と考えて僕は新卒で働いていたサロンの頃からずっと打ち出していました。僕はマンツーマンで施術をしたいので、フリーランスという働き方に不満はありませんでしたが、みやちさんの持つブランド力と自分の技術を掛け算して発信できるだろうなと思って決めました。

 

みやち 最初は二人でもいいかなと思ったのですが、会ったことはないけれどアリタくんのことがインスタを見て気になっていたんですよ。フォロワー数が多いからというわけじゃなくて、とにかくクオリティがすごいし。

 

 

アリタ 僕は熊本出身で、新卒で福岡のサロンで3年働いたあとに海外に渡っているんです。帰ってきてからは東京の外国のお客さまが多いサロンで3年ほど働いたあとにフリーランスになりました。フリーになってからは1年半くらいでしたが、いきなりみやちさんからDMが来たときは驚きましたね。

僕はアシスタントを雇っていたので二つ返事というわけにはいきませんでしたが、みやちさんと初めて会ったときのワクワク感でやろうと決めました。

 

>誇れる技術は共有したい、だからパーテーションはいらない

 

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