【完全ノーカット】凄技の連発・COA小西恭平の限界への挑戦。制限時間10分で最速＆正確に仕上げる全編アフレコ付き超豪華版動画が衝撃的！
それでは10分カット、スタートです！
ここからは小西さんのアフレコによる解説が始まります。
［声・小西恭平］
まず前髪から切ります。前髪をレイヤーで入れることによって、柔らかい印象で作れます。高い位置からレイヤーを入れて、そのままサイドの前髪を作っていきます。最初にレングスを決めるというよりは、顔まわりを決めてから進めていく方がゴールに近づきやすいと思います。僕の場合はほとんど、前髪、顔まわりから暫定的に作っていきます。
その後でレングス設定ですね。その時に意識するのは、今回のモデルの場合は、ストレートパーマのようなトリートメントがかかっているので、ブラントカットではなくチョップカットで進めます。チョップカットにすることで柔らかい印象になります。またラインをボカすというプロセスは時間がかかってしまうんです。
全体のサイドを決めたら、今度はバックです。今、バックの毛をめくっているんですが、これは頭の丸みに沿ってバイアスで作っています。意外と分けとらなくても、バイアスで切っていくことで頭の丸みで切れるので、自然に落とした時に馴染みやすいですね。並行でとることもありますが、今回のモデルさんの場合は、頭の凹凸がある分、自然に落とした時に長さ違いが起こりやすくなります。このような形で、普段からレングス設定は１、２分で終わらせますね。
その後は角をとっていきます。レングス設定して、トップのレイヤーを決めておくとカットが早くなります。
ハチがはっている人は、レイヤーを入れすぎない。チョップでカットしながら、レイヤーと毛先のボカし、その両方を作っていきます。斜めに縦ぎみのバイアスでボカシを入れています。そうすることによって、ちょっとしたレイヤーは入るのと、髪の毛が馴染みやすくて巻いた時に動きが出やすくなります。
＜まとめ＞
10分でどこまでカットできるか。無謀とも言えるお題にチャレンジしてくれた小西さん、どうもありがとうございます！
撮影現場では小西さんの意気込みが伝達し、心地よい緊張感に包まれていました。そしていざカットがスタート。無駄のないスムーズな所作、素早く正確に判断し、ハサミと手を同化させながら一心不乱にカットを進めていく様子に、完全に引き込まれてしまいました。ヘアカットって面白い！ 美容師さん一人ひとりにカットの考え方、解釈があるんだなと改めて感じた企画でした。
- プロフィール
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小西恭平 KYOHEI KONISHI
COA 代表
東京都出身。都内トップサロンに在籍時、月間新規指名客数400人以上。全店総指名数、売り上げNo.1を達成。新規客の予約が1日100件入ったこともある。2021年10月、銀座に110坪の大型店COAをオープン。Instagramのフォロワー数19万人。自身初の著書に『あなたは髪を切らなくても変われる』（ダイヤモンド社）がある。
Instagram：kyohei_konishi
（文／QJナビDAILY編集部 動画制作／トカジショウタ）
