大阪発!ロングの”色気カラー”で絶大な人気を誇る永山徹が登場。地域密着型サロンの下積み時代から『WARREN・TRICOMI NEW YORK』で花開くまでの軌跡

郊外から大都会・梅田の『ウォーレントリコミ』に転職

 

――ウォーレン・トリコミに移ってみて、実際のところはどうでした?

 

「なんとかなるやろ」みたいな感覚で入社したら、それまでやってきた僕の技術が通用せず、シャンプー、ブロー、カラー、カット、全てを一から学び直すことになりました。自分の技術力の低さを、生きている中で一番痛感した時でした。猛烈に危機感を感じ、そこから1〜2年ほどアシスタントレッスンを受け直しました。





前職のサロンはガンガン回すタイプの営業スタイルだったので、フロア内を走ることもありましたし、お客さまとの話し方もカジュアルな感じだったんですね。ウォーレンでは言葉づかいやフロアでの振る舞いも含め、「落ち着いて対応するように」と先輩からよく注意されました。お叱りは毎日受けていましたね。でも、心は折れなかったです。確かに7年間やってきたことを最初からやり直すというのは大変だなとは思いましたけど、それまでちゃんと美容師という仕事に向き合って結果を残してきたという自覚がなかったので、「そりゃそうだろう」と。梅田ですぐに通用するわけじゃないな、と冷静に受け止めていたように思います。それよりも「こういう世界があったんだ」「美容師はかっこいい仕事なんだ」と、新人の頃のように憧れ直すことができたというか。早く先輩みたいになりたいな、という気持ちで前向きに頑張れましたね。




 

――同じ職業でも、環境によってそこまで気持ちが変わるんですね。

 

そうですね。ですが、前職での経験もしっかり活きているんですよ。社会人としてのあり方や、学ぶ姿勢、努力する姿、仕事との向き合い方を見せてもらっていたので感謝しかありません。ウォーレンでもなかなか前に進めない時期や、うまくいかないことが何度もありましたが、その時は前職で学んだことを思い出し、ガムシャラに進んでこれました。





>ニューヨーク本店で働く美容師の姿を見て、心に火が灯る


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