先輩としてカッコよく決めるはずが…!? 現役美容師が経験した「先輩デビュー失敗エピソード」

 

後輩も困惑!? 張り切りすぎたアシスタントリーダー初日(女性/25歳

 

私の店では、全体を把握して他のアシスタントに指示を出すのが、アシスタントリーダーの役目です。私がアシスタントリーダーに昇格して、先輩たちから「お前の指示で、店がうまく回るかぐちゃぐちゃになるか決まるから、頼むぞ!」と言われて、プレッシャーを感じていました。

 

完璧に店を回すぞと思って挑んだ初日。自分がカラーを塗りながら、後輩に他のお客さまへの指示を出すことに挑戦しました。「3番の席のお客さま、白髪染めカラーだから、顔周りに保護クリームを塗るところまでやっておいて!」と、カッコよく指示を出したつもりだったのですが…。

 

後輩がお客さまの顔周りにクリームを塗りだしたところで、スタイリストが「ファッションカラーなのに、お前何やってんだよ! 保護クリーム塗ったら化粧取れちゃうだろ!」と指摘。当然、間違った指示を出された後輩は「アシスタントリーダーからの指示なのですが…」と困惑。

 

 

営業後、スタイリストに「いきなり完璧にやろうとしなくていいよ。 さっきのは保護クリームだから良かったけど、カラー剤やパーマ液の間違いだったら、取り返しがつかないからね! 無理すると事故が起きちゃうこともあるし、時間がかかっていいから、徐々にできるようになってね」と言われてしまいました。いきなり完璧になろうとしないで、ちゃんと実力をつけて指示できるアシスタントリーダーになろうと思います。

 

 

初心忘れるべからず! お客さまからのキツ〜い一言で反省…(男性/25歳

 

シャンプーデビューしたばかりの後輩に、シャンプーを任せていたときのこと。スピードが遅くて、なかなか次のお客さまが通せなかったので僕はイライラしていました。痺れを切らして、「お前遅すぎ! これじゃ店回らないよ! 代われ!」と言って、シャンプーを交代しました。

 

すると、そのお客さまに「さっきの子のほうが丁寧で気持ち良かったんだけど…」と言われてしまったんです。そして悲しいことに、そのお客さまから担当NGを受けて、今後入客することを禁じられてしまいました。

 

このことをきっかけに、自分が店を回すことばかり考えて、シャンプーが雑になっていたと気づかされました。テストに合格したころは、自分も一生懸命シャンプーしていたのに…。時が経つにつれて、毎日同じ作業をすることに慣れて飽きてしまい、いつの間にかシャンプーがおろそかになっていたんです。失敗はしましたが、後輩とそのお客さまのおかげで気づくことができたので、初心を忘れずにまた仕事をしていきたいと思いました。

 

 

>先輩の真似をしてパワハラした結果、自業自得すぎる事態に…

 

Related Contents 関連コンテンツ

Guidance 転職ガイド

Ranking ランキング