GOALDがお客さまを幸せにするために追求する『圧倒的自己中心的利他』ってどういうこと? 個々が輝くGOALD流『スタッフ人材力論』-教育編-
NGはなし! 個人のやりたいことを最大化するやり方を全員で考える
ースタッフさんの成長を促すにあたって取り組んでいることはありますか?
佐藤 技術に関しては、それぞれが違うバックグラウンドを持っているので、自分の技術をアウトプットする場を作っています。自分のやっていることを理解した上で人に説明できるようにするために、ローテーションで時間を作るというのは、いろんな場面でやっています。
米田 うちは、何でもやらせてみるんですよ。誰かが「こういうことをやりたい」と言ったら、反対せずに、それを最大化するやり方を全員で考えるようにしています。
例えばですが、僕が本を出すことになったとしたらこんなイベントをやろうとか、知り合いのアパレルブランドに置いてもらえるようにしますとか、みんなが考えてくれる。一つの物事に対してどうやったら最大限のメリットが出るかスタッフ一人一人が考えているんです。それは会社のためというよりは、スタッフ個人の可能性を広げるためという面が強いです。
佐藤 今年やった1月の米田さんのヘアショーは、それの集大成という感じでしたよね。
米田 そうかも。今年1月に新木場 Studio Coastにて開催されたETERNAL TOKYOというイベントでヘアショーをやったのですが、美容師でも美容学生でもない3000名の人が観客でした。案件そのものは僕が持ってきたのですが、演出や衣装や立ち振舞などすべてスタッフと一緒に考えてアウトプットしました。
ーGOALDの皆さんを見ていると、GOALDというチームとしてはもちろん、一人ひとりも個性的な魅力があるスタッフの方が多いように見えます。スタッフ一人ひとりを伸ばしていくこととチーム全体で成長していくこと、それぞれにおいてどんなやり方で取り組んでいるのでしょうか?
米田 まず、チームの場合は壮大な目標や課題だけを伝えるようにしています。僕は「俺たちはこうなりたい」というスタッフにとっては、10歩くらい先のステップの話をするんです。
それに対して、佐藤くんが終礼などで全部細かいステップを話してくれるんです。「こういう状況だからこれをやらなきゃいけない」とか、どんどん提案してくれますね。
個人の教育については「一歩先を照らす」というのが僕のやり方です。でも、今はポジション的にそれをするのも難しくなってしまったんですよ。僕がちょっと話すと、それが答えなんだって思わせてしまうことが多くなってきて…。
一歩先を照らすようなメッセージは、佐藤くんにお願いして伝えてもらうことが多くなりました。佐藤くんってそういうのめっちゃうまいんですよ! 僕は感覚でしゃべってしまうことが多いんですが、「こうやっていけばいいんじゃない」っていうのを佐藤くんは具体的に話してくれます。