執拗な嫌がらせや恐怖の裏切り…!? 現役美容師が体験した本当にあった「人怖」エピソード

 

出世をかけた裏工作。真面目にやったら痛い目に…!?(30歳/男性)

 

私の店は通常店とフランチャイズの店に分かれていて、営業業績のよかった店の店長がのれん分けというかたちで、フランチャイズオーナーとして独立できるスタイルです。あるとき、私が所属していたお店の店長がフランチャイズオーナーになることが決まり、店長の座が空くことになりました。店長候補になったのは古株で指名売上が高い私と、もう1人の男性スタイリスト。オーナーの「売上と指名数が多いほうが店長やるべきでは?」という提案で、そこから3カ月間の業績で決めることになりました。美容師をやっている以上は店長になりたいと思っていた私は、一生懸命営業に専念しました。

 

しかし3カ月経って売上を確認すると、実際の売上数より数字が明らかに少ない…。指名売上の入力はパソコンでしているのですが、なんと競っていた男性スタイリストにデータを改ざんされていたのです。結果、その男性スタイリストが店長に決まりました。

 

 

毎日の売上とお客さんのことで必死になっていて、パソコンをまったく確認していなかった私も悪いのですが、さすがに納得いかず本人に直談判しました。しかし「何の話? 言いがかりつけないでよ! 店長になれなかったからって!」と逆ギレする始末。あまりに腹が立ち、カルテや毎日の客数などを照らし合わせて問い詰め、データの改ざんがあったことを証明しました。当の本人は「パソコンをいじったのは自分ではない」と言っていましたが、店長は私がなることに。

 

正々堂々勝負したのに、後味の悪い店長就任となってしまいました。人間関係が壊れてしまう出世のトラブルって怖いですね。

 

 

上手くやれていると思ったのに!? 大事に育てたアシスタントの意外な本音(35歳/女性)

 

私のお店では、1人のスタイリストにアシスタントを2人ずつ専属として割り当て、教育をする形をとっています。あるとき私にも、23歳の男の子と女の子の専属アシスタントがつきました。朝6時から終電まで練習に毎日付き合ったり、悩みがあれば食事に連れて行って話を聞いたり、技術もできる限りのことをすべて一生懸命教えてきました。アシスタントの2人も「ついていきます!」と言ってくれたので、上手くやれていると思っていました。

 

しかしある日店長に呼び出され、専属アシスタントの本音を聞かされました。内容は「美容に熱すぎてついていけない」と。練習は強制したわけでなく「練習を見てほしい」と言われたので見ていたのですが、「強制的に残されて練習しなければならないのは労働基準法違反だ! パワハラだ!」と言っていたそうです。

 

後日、そのアシスタント2人に営業後残ってもらい、話をしようと提案したのですが「残業代は出るんですか? 出ないのなら残りたくないです!」と言われてしまいました。結局お店の営業にも支障が出るとのことで、2人は私の専属から外されることに。

 

親身に向き合っていたつもりだったのでとてもショックでした。自分がよかれと思ってやっていることでも、相手は違うように感じることもあるのだなと反省する反面、ひどく落ち込みました。今ではあまり気にせず自分なりのやりかたで教えるようにしています。

 

>昇給試験で嵌められた! 信じていた同期の裏切り

 

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