【失敗談】良かれと思ったのに…! やる気が空回って失敗したエピソード10選

 

自慢の記憶力を活かした特技で、足元をすくわれそうに…!?(37歳/男性)

 

私は記憶力がとても良いことが自慢。お客さまの名前はもちろん、話した内容もはっきりと記憶しているので、お客さまから「毎日たくさんの人と話しているのによくそんな話を覚えてるねー!」と言われるほどです。また、声もしっかり覚えているので、予約の電話があったとき、声だけで瞬時にどのお客さまか当てるという特技も持っていました。いつも電話でお客さまが名のる前に、「あ!〇〇さんですよね!」と言うと、とてもうれしそうにしてくださるので、「これは自分の強みになる」とやる気になっていたんです。

 

そんなある日、予約の電話に出た私。瞬時に「知っているお客さまだ!」とわかったので、「あー! 〇〇さん!! いつのご予約にしますか?」と言いました。しかし、受話器の向こうから聞こえてきたのは、「へ? 違います…」という戸惑いの声…。まったく違う人だったのです。

 

 

慌てて、「すみません! 勘違いをしてしまいました!」と謝罪。その電話の方はまったく気にしていない様子でしたが、私は、恥ずかしくて顔から火が出る思いでした。

 

それ以来、調子に乗って電話先の相手の名前を先に言うことはやめました。どれだけ自信があったとしても、予約の名前を聞いた後に「あ! 〇〇さん! お久しぶりです!」と挨拶することを心がけています。

 

お客さまに褒められ有頂天! 雑誌選びの罠に陥ったアシスタント(31歳/女性)

 

うちの店ではお客さまが来店されたとき、アシスタントがお客さまの顔や服装を見て、雑誌を準備するというルールでした。学生っぽい人がきたら若者向けのファッション誌を、奥さまっぽい方には大人女性向けのファッション誌や情報誌、ご年配の女性の場合は週刊誌、という具合です。アシスタントになりたてだった私は、「お客さまに喜んでいただこう!」と張り切り、実年齢よりも少しだけ若め世代の人向けの雑誌をチョイスするように。お客さまは「あら、私このくらい若く見えているのね!」と思って喜んでくれるのではないかと考えたんです。効果は抜群で、お客さまに褒められたことで調子に乗っていました。

 

そんなある日、40代くらいに見えるお客さまがいらしたので、アラサー世代の雑誌を準備。しかしそのお客さまは、いつまで経っても雑誌を手にしません。私は、「雑誌を読まないタイプなのかな?」と思い、会話で勝負しようと考えました。そこで手始めに「お子さんって今おいくつくらいなんですか?」と聞いたのです。すると返ってきた言葉は「結婚してません…」でした…。なんと、そのお客さまは20代前半だったのです。

 

隣でカットをしていた担当スタイリストは、その瞬間、鬼の形相になり、私をバックルームに連行。みっちり説教されてしまいました。そして、「あのセット面には戻らなくていい」と言われてしまい、消毒室の掃除をやるはめに。自分はできるタイプだという慢心が生んだ失敗でした。今や時代は進化して全席タブレット端末になり、お客さまが自分で読みたい雑誌を選んで見るスタイルになったので、そのような失敗はなくなりました。

 

>お客さまから褒められてやる気は最高潮! だったはずが…

 

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